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安倍首相vs.世界を混乱に導きかねない4人の悪代官【2016年の対日関係・政策はこうなる】

 シリア難民大量流入やISによる連続テロに悩まされた’15年の国際社会。そんな今、極右が世界的に台頭したり、大国の強権外交が幅を利かせている! そこで、実際の権力者や、こいつが権力者になったらヤバいという、4名を選出。さらに、彼らの対日政策を紹介する。 ●目立ちたがりの狂犬 ドナルド・トランプ(69) ’80~’90年代の不動産ブームの波に乗り事業拡大。自己顕示欲が旺盛でリアリティ番組やプロレスに出演し知名度を上げた。現在の総資産は1兆円以上とも言われる。 ⇒トランプが大統領になったら、対日関係・政策はこうなる! 『日米安保にも否定的! 日本侮辱発言も多かった』  トランプ氏には日米関係の発言も目立つ。「日米安保不公正論」や、「東京でシボレーを見たことがない」という日本車攻撃、「駐日大使はアベに飲み食いさせてもらい、日本の言いなりになった」などだ。また、イスラム教徒の入国禁止に絡み、日系人強制収容を引き合いに正当化。一方で、習近平は「オバマより賢い」と持ち上げている。 ●’24年まで大統領の座? ウラジミール・プーチン(63) KGBを経て38歳で政界入り。その後、10年弱で首相の座に。チェチェン紛争制圧などで「強いリーダー」のイメージを獲得。’00年より通算で大統領を11年以上務める。 ⇒プーチンの対日関係・政策はこうなる! 『下院選までに日露首脳会談。中国依存脱却で日本に有利?』  下院選は2016年9月なので、7月頃までに日露首脳会談があると小泉悠氏(未来工学研究所研究員)は予測。「‘15年9月にパトルシェフ安全保障会議書記が領土問題担当次官を伴って訪日しており、北方領土問題の予備的な詰めをしたのでは。ロシアは中国依存からの脱却を図りたいので、交渉が日本に有利に進む可能性もある」(小泉氏)。問題は軍部がどう反応するかだ。 ●父は抗日戦争の英雄 習近平(62) 抗日戦争の英雄・習仲勲の子に生まれる。21歳の若さで下放先の陝西省で党支部書記に。その後、清華大学を卒業し副総理秘書に。権力闘争を勝ち進み、’13年より国家主席に。 ⇒習近平の対日関係・政策はこうなる! 『「事なかれ主義」から一変! 日中対立はますます深まる?』  最近では「南シナ海で武力をひけらかしている」と日本を名指し批判。「ここ1年ほど、中国の対日政策は『事なかれ主義』だったが、日本が取るに足らない存在と見てか、配慮をしなくなりつつある」(富坂聰氏/拓殖大学教授)。一方、台湾海峡で物騒な事態となれば、東シナ海も無事では済まないだろう。バブル崩壊の懸念もあり、日本経済への悪影響も。 ●元祖極右の父を除名! マリーヌ・ル・ペン(47) 第一次インドシナ戦争に従軍し、戦後最年少27歳で国民議会議員になった、「国民戦線」初代党首ジャン=マリー・ル・ペンの3女。だが、父を除名処分にして自ら党首に ⇒ルペンが権力を握ったら、対日関係・政策はこうなる! 『父親は靖国神社を参拝! 国民戦線には知日派も多い』  ルペン氏の父親・ジャン=マリー・ル・ペン氏は’10年に靖国神社を参拝したことも。また国民戦線幹部の中にも新日派がいるとされている。ただ、国民戦線が政権を取ったとしても日本への影響は限定的か。「EU財政が厳しくなれば中国寄りの姿勢がより鮮明になる。そうなればアジア地域の国際関係にも影響を与えるかも」(安井裕司氏/日本経済大学教授) <取材・文/週刊SPA!編集部>
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