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乃木坂46、希望に満ちあふれた「紅白初出場」のステージを達成

「今年出れないということを糧にして来年頑張りたい」。  昨年12月30日、紅白落選を受け開催された国際フォーラムでの乃木坂46「大感謝祭2014」で生田絵梨花はそんな言葉を残していた。
乃木坂46

31日リハーサルより。生田絵梨花

 それから一年後の’15年12月31日。乃木坂46が結成5年目にして念願達成となる紅白歌合戦出場を果たした。乃木坂46のカラーでもある紫色に包まれるNHKホール。彼女たちが初出場で披露した曲は「君の名は希望」だった。同曲は’15年に発売されたシングルではなく、’13年3月に発売されていた5thシングルだ。かねてから“乃木坂46らしい名曲“とファンの間などでも名前があがるほどだった。爽やかで静かな曲調ながらどこか力強い。紅白落選という悔しさをバネに’15年を駆け抜けてきた彼女たちにはピッタリの選曲だったのかもしれない。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1021013  そして、その曲でセンターを務めていたのが生駒里奈。初期の乃木坂46でこの曲まで5作続けてセンターポジションを務めた生駒。兼任していたAKB48では昨年一足先に紅白デビューを飾っている。そんな彼女も「今年は乃木坂として(紅白に)出たい」と強く願い続けた一人だ。
乃木坂46

31日のリハーサルより。生駒里奈

 当初は一番人気ではなかったためにセンターとして認めないとする声もファンのなかにも見受けられたが、「日々の感謝の気持ちを込めてパフォーマンスを見せられればと思います」とコメントし、晴れ舞台のセンターポジションを堂々と勤め上げた。  また紅白の副音声を担当したバナナマンの設楽統と日村勇紀は結成当初から乃木坂46と番組を一緒にやってきたこともあり「来年は紫がいい」「完璧なパフォーマンスだった」と晴れ姿を見守りつつ声援を送っていた。  「君の名は希望」以後、乃木坂46はセンターを流動的にすることでひとりひとりのメンバーを引き立たせてきた。そんななかファッション誌でモデルとして西野七瀬や白石麻衣らが活躍。ドラマや映画などに出演をしてきた生田絵梨奈や橋本奈々未など様々な分野で個人が知名度を上げることでここまでの成長をとげてきた。  一つの念願を達成した乃木坂46。’16年がさらなる希望が満ちあふれることを期待した。 <取材・文/八木康晴 撮影/八木康晴 西田周平>
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