世界初! 都心に構えるワイナリー「フジマル醸造所」とは?

「感動をありがとう!」なんて言葉はお約束すぎるが、世界で活躍する日本人を見ると励みになるのは否めない。まだまだ知られていないが、世界に誇るニッポンのナンバーワン中小企業を紹介しよう。

世界一都心に構えるワイナリー「フジマル醸造所」


「国産ワインの生産地は?」と聞かれれば、山梨や長野を想起する人が多いだろう。それも当然、従来ワイナリーはブドウ畑の近くにある、というのが常識だった。

世界一都心に構えるワイナリー【フジマル醸造所】

清澄白河フジマル醸造所は1階が醸造場、2階がビストロ。

 しかし’13年、日本、いや世界のワイン愛好家に衝撃が走る。大阪のド真ん中、島之内に醸造所がオープンしたからだ。’15年には東京・清澄白河にも開業。これほどまで都心に近いワイナリーは、世界でも前例がない。

 仕掛け人はパピーユ代表取締役・藤丸智史さん。ワインの卸しと販売を手掛ける同社は、もっと手頃な日本ワインを生産したい、とワイナリーを始めた。

「例えば東京。交通網の発達で、畑の近くでなくても、全国から新鮮で良質なブドウが手に入ります。あとワイナリーの繁忙期は夏から秋。冬はほぼ休業の所が多いですが、ここはビストロ併設のため年中収益を上げられる。人が集まる東京だからこそできることなんです。その利益の分、出荷するワインの値段も下げられます」

世界一都心に構えるワイナリー【フジマル醸造所】

長期熟成させず新酒を出荷することで生産量を増やし、コスト安に繋げている

 発想の転換が功を奏して、同社の良質なテーブルワインにはボトル1000円台のものも。今後もワインを身近に感じてもらえるよう、商品開発に努めたいと話す。

「ワインも発泡酒の感覚で楽しめるようになってほしいんです」。藤丸さんの挑戦は続く。

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