2012年に発売される「極真館公式カレンダー」の中身がすごいと話題になっているのをご存じだろうか。極真館全世界の支部に在籍している約3万人の会員の中から、選りすぐりの美女が道着姿で大集結しているのだ。それを全日本大会で販売したところ、1800部が即完売。予約注文が殺到し、増刷が決定したそう。 　しかし、カレンダーが売れるまで、かなりの紆余曲折があったそう。極真プランニングの担当者・染谷尚人氏に話を伺った。毎年、カレンダーの発売部数はどのくらいなのでしょうか？ 「1500部前後です。でも、例年は各支部や関係者にお歳暮として一緒に贈呈するという感じで、販売していたのはごくわずかでした。しかも内容は練習風景や有段者・各支部長の空手の『型』の写真でした」 　それに対し、不評の声が多かったという。 「ある関係者のお宅に伺ったとき、極真館カレンダーが飾ってなくて、理由を聞いたところ『疲れて家に帰ってきて、むさ苦しい男の写真なんて見たいと思いますか？　しかもそういう人かと勘違いされるかもしれないじゃないですか！』と言われまして(笑)」 　そこで、“飾る人の気持ち”を考え、空手やキックボクシング、柔術など格闘技女性をやることが増えていることに目をつけた染谷氏。 「カレンダーの役割はまず飾ってもらうことですから。役員会議などで現状を伝えました。当初、盧山初雄館長は、難色を示していましたが、必死に説得しました」 　こうして、むさ苦しいカレンダーから、美しいカレンダーが誕生。 「全世界の支部の会員から写真を募り、3日間で180枚ほど集まり、そこから30枚ほど絞りました。なかには女優さんやモデル並みの美女もいますよ。カレンダーをきっかけに、空手に興味を持っていただければ。極真館には殴り合いのイメージがありますが、ダイエット目的の方や武道の精神を学びたいという方も多いので、ぜひ道場にいらしてください」 ⇒ 【画像】カレンダーの一部を特別公開中！ https://nikkan-spa.jp/104884/?attachment_id=104888 ◆極真館オフィシャルホームページ（http://kyokushinkan.org/goods.html） 取材・文／おはつ