現役ヤクザたちの嘆き「家も駐車場も借りられない。クルマはコンビニに停めている」

排除条例施行に暴対法の改正と、ここ数年ヤクザを取り巻く環境は一変。社会に背を向けられた現役極道たちの壮絶すぎる生活とは――

住居


最も声があがったのが住居問題 今回、取材したヤクザから最も声があがったのが住居問題であった。

「はっきり言ってヤクザは自分の名義で家を借りられない。今は家族や実の兄弟名義でもうるさくなっていて、ヤクザと言わずに黙って住めば逮捕される可能性もある。暴排条例が施行する前に借りたボロい部屋に今でも住んでいるヤクザも多くいる。引っ越したくても引っ越せないのが本音」(40代・3次団体組員)

 それに付随するのが駐車場だ。

「駐車場も住居同様に個人の名義で借りられないから、クルマを停めるスペースがない。仕方なくコンビニに停めているヤクザもいる」(30代・3次団体組員)

 そんな極道たちにとって唯一の安息地が組事務所である。若い衆となれば「部屋住み」として働く者もいるが、生活はカツカツだ。

「組によって違うが、部屋住みは5万~10万円が月の手当。雑用をやって堅気のバイト代と一緒だ」(40代・3次団体組員)

 しかし、本家の部屋住みとなれば懐に入るカネは段違いだ。

「本家の部屋住みになれば出世コースに乗ったことになる。手当だって月に20万円はもらえるし、それとは別に毎月10万円の貯金がされている。部屋住みは2年縛りで時がたてば卒業となる。だが、カネに溺れて卒業しないヤツも多い。かつてはお年玉として100万円ぐらいは普通にもらえたりして、何百万円と貯金ができた。自分の組の親分と兄弟分の親分がいればチップだけで10万円もくれたいい時代もあった」(同)

 かつて組がやっていけたのは“スポンサー”だったと語るのは60代の2次団体組員だ。

「親分衆が食べられたのはスポンサーがいたから。ヤクザは人気商売だから相撲部屋みたいなものだ。名が通ればそれだけスポンサーが集まってくるし、どの位置にいるかで人の集まりも違う。スポンサーが離れれば組も解散。今? 組を訪れてカネを出してくれるようなスポンサーなんていないよ」

「昔は良かった」。聞こえてくるのは往時の栄華ばかり。ヤクザは映画の中の世界になりにけり。

― ヤクザの主張「俺たちに人権はないのか」 ―

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