“ゲス不倫”宮崎(元)衆院議員からあえて学ぶ「モテLINE文章術」

 みずから「育休を取る!」をブチ上げ、その裏ではスタイル抜群のグラビアタレントやらと不倫三昧──政治家の風上にも置けない、まさに“ゲスの極み”の奔放な女性関係が祟って議員辞職を余儀なくされた宮崎謙介(元)衆院議員。

宮崎けんすけ公式Twitterより

公式Twitterより

「当然だ!」「ざまあみろ!」……と溜飲をお下げになっている御仁もさぞかし多いことだろう。しかしこの宮崎氏、「モテ」という点だけにおいては明確な結果を出していたのも、また事実である(世の男子は認めたくはないだろうけど)。ここはいったん、一連の不謹慎な言動をあえてチャラにして、世に晒された数々の恥ずかしいやりとりから、必勝のLINEナンパ術を学んでみようではないか!

●執拗なリフレイン

「会いたくて(※註:国会中も)ソワソワしてるが今日は我慢しとく」「お会いしとうございます」「会いたくてたまらない病」……諸々、「会う」というキーワードに微妙なアレンジを施しながら、これでもかという勢いで大量送信。ボクのように文筆という職に就く者からすれば、こんなにも同じ単語がダブっている“原稿”は気持ち悪くてしょうがないのだが、ただ一心不乱に自分の欲望や「好き」といった感情を恥ずかしげもなく繰り返して相手に伝える“愚直さ”は、下手に達者な文章より、断然女子心を揺さぶるようだ。「会いとうございます」といった唐突な“謎の謙譲語”もなかなかの味わい深さ。目からウロコである!

●子どもみたいな駄々っ子ぶり

 前出した「会いたくてたまらない病」から「裏切られたらどうしよう。死ぬ!」にいたるまで、要所要所に幼児退行的な偏差値一ケタ台の“飛び道具”を織り交ぜるのもスパイスのひとつであるようだ。モテる男は甘え上手。見習いたい!

●とにかく褒め殺し

「好きな人の写メ大事」「となりに写っているカワイコちゃんは誰? YOU!」……に代表される、「生まれて初めて出会った運命の女性」レベルとも言って良い賛辞の嵐を惜しみなく大安売り。アンタはイタリア人か!? 通常の日本男児の感性でここまでやるのは至難のワザ。弟子入りしたい!

●1日400回におよぶLINE攻撃というハンパないマメさ

「マメな男が女子を制す」とはよく言われるが、最終的にはきちんと手ゴメにされてしまったわけだから、この格言は正しかったということだ。一日400回、『とくダネ!』の菊川怜の計算によるところの「一日20時間やったとして3分に1回」にもおよぶLINEの交換は、「国会中までスキあらば」という図太さだけじゃなく、「LINEの特性を熟知している」という点でも逃せない。そう! LINEのやりとりにおいて、「ロジックな長文」は女子に嫌われがちなのだ。リフレインでもスタンプオンリーでも1万ワードなければ伝えきれない想いを1センテンスごとに区切っての“分信”でもかまわない。とにかく相手の返信欲求を途切れさせない、チャーリーパーカーやコルトレーン張りの間の詰め方が重要なのだ。謙介に生まれ変わりたい!

●オリジナリティ溢れる二人称

 今回、もっとも学習すべきなのは、やはり「私のど真ん中はソナタ」、コイツに尽きるだろう。「キミ」「アナタ(あなた・貴方・貴女)」「アンタ」「オマエ」「自分(関西弁)」「ファーストネーム呼び捨て」「ちゃん付け・さん付け・様付け・殿付け」……と、知り合って間もない女性をどう呼べば良いのかはデリケートな問題であり、かつ呼ぶ側のセンスが問われる重要なポイントでもある。そこで「ソナタ」って……すごい! すごすぎる!! 少なくとも私は思いつきさえしなかった。もう20年以上のキャリアを誇る大ベテランのライターであるボクだが、おそらく「其方」なる二人称を原稿に書いた記憶は一度もない。プロをもしのぐ豊富なボキャブラリー、一歩間違えれば西洋音楽における室内音楽の一種にも捉えられかねない、ジワッとエレガントな響き……ついライバル心に駆られ、懸命に頭をしぼってみたものの、残るは「貴殿」くらい……でも全然ダメ。前出の「YOU!」でさえ相当キテルのに、傑作中の傑作を連発。神と崇めたい!

 以上、どんなに嫌で最低なヤツでも、学べる部分があるなら素直にそれを認め、貪欲に吸収してこそ、人間としての幅が広がっていくのではなかろーか? <取材・文/山田ゴメス>

【山田ゴメス】
山田ゴメス1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。また『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」http://nikkan-spa.jp/gomesu(PC版)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)

肉体改造やジェンダーレスな美しさよりも30~40代には大事な血管年齢の話

肉体改造やジェンダーレスな美しさよりも30~40代には大事な血管年齢の話
sponsored
 例えば、テレビ番組などで昭和の映像を見たりすると、最近の人は(特に若者は)、ずいぶん洗練されたなあと思ったりしないだろうか? 「人は見た目が9割」と…

連載

ばくち打ち/森巣博
番外編その3:「負け逃げ」の研究(17)
メンズファッションバイヤーMB
GUの「大人が買っても後悔しない」マストバイBEST3
山田ゴメス
“いいヤリマン”を見分ける方法。その娘の性癖を見ればわかる!?
オヤ充のススメ/木村和久
オリンピック成功の鍵を握る開会式…東京五輪はどうすべきか
フミ斎藤のプロレス講座/斎藤文彦
ビンス無罪“ステロイド裁判”エピソード12=オシェー検事の逆襲――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第165回
英語力ゼロの46歳バツイチおじさんが挑む「世界一周 花嫁探しの旅
「勇気を振り絞れ俺! ここしかないぞ俺!」――46歳のバツイチおじさんは満天の星空の下で勝負に出ようとした
原田まりる
ファミレスで隣の席の会話に聞き耳を立てていたら、大喜利を観覧したような気分になった話
大川弘一の「俺から目線」
鳴り止まない電話――連続投資小説「おかねのかみさま」
プロギャンブラー・のぶき「人生の賭け方」
“リオ五輪ロス”効果で恋を引き寄せるスポーツ3選
フモフモ編集長の今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪
吉川晃司もやっていた“東京五輪最強の穴場”競技とは?
18歳女支配人・このみんの経営学「私のミカタ」/園田好
わたしと「結婚したい」という男性へ
おじさんメモリアル/鈴木涼美
「顔じゃなくて知性で女を選ぶ」男の無知性
僕が旅に出る理由 in India/小橋賢児
北インド秘境で「宇宙に住んでいる」と実感した——小橋賢児・僕が旅に出る理由【最終回】

投稿受付中

バカはサイレンで泣く 投稿受付中
佐藤優の人生相談 投稿受付中