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暴落相場をチャンスに替える! 億超えトレーダーがいま着目している金融商品は?

「歴史は繰り返す。賢者は歴史に学ぶ。これらのことわざは株式投資にも当てはまると思うんです」。そう話すのは、資産1.7億円、サラリーマントレーダーの御発注氏。マイナス金利導入の発表以降、1000万円ほどの資産が減ったが、即座に対策を打ったという。
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【御発注氏】高配当な割安株に集中投資し、資産1.7億円を達成。誤発注した経験から「御発注」というハンドルネームに。ツイッターは@erroneousOrder(イラスト/サダ)

「スイス、スウェーデン、デンマークではマイナス金利が導入されていて、実はこれらの国では住宅バブルが起きています。住宅ローンを組むと、通常は利息を加えた金額を返済しますが、マイナス金利だと利息相当額を引いた金額を返済すればよく、住宅ローンを組む人が増えているからです。マイナス金利導入の目的は異なりますが、不動産株やリートには大きなメリットですから、SIAリート、日本リート、インベスコなどのリートを買いました。また、住宅バブルが起きるなら、ファミリータイプの一戸建てなど実物不動産も持ってみたいですね。空室が続くなら、自分で住めばいいですし」  御発注氏は、PERやPBRなどから見て割安な高配当株に集中投資することで大きな資産を築いてきた。不動産への興味は持ちながらも、今後も株式投資を主軸としていくのは変わっていない。 「いまや買い一辺倒で儲かる相場ではなくなり、取捨選択が重要になります。マイナス金利が導入されている欧州では高配当株が買われているので、優待株を減らして高配当株に振り替えたいと思っています。また、インバウンドはまだ終わっていない。これまで爆買いというと高額家電が中心で、1回買ったら終わりだった。ところが最近は日用品も爆買いの対象となっていて、パンストやコンドームが繰り返し大量購入されているんです。中国の景気後退懸念はありますが、これから中国は中間層が増え、内需主導で成長する。ストッキングの製造のアツギやコンドームの製造・販売の相模ゴム工業など、中国人相手の日用品を扱う企業は買いだと思います」 〈取材・文/週刊SPA!編集部〉
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