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元AV女優の社会学者・鈴木涼美が語る「AV女優という肩書の破壊力」

 さらに鈴木氏は、「都会ならではの考え方に振り回され過ぎてはいけない」と語る。 「受け入れられやすくなっていても、それは都会だからこその風当たりの変化だったり、価値観かもしれない。 地方に行ったり、一般人として結婚や恋愛をしようとしたとき、どうしても元AV女優という肩書は鎖のように行動を制限してきます。だからこそ常に、『自分は他人や世間からどう見られているのか』を考える必要があります。 肩書の力が強すぎるからこそ、公表したらどう見られるか、損得はどれくらいかなど、元AV女優は人一倍“世間の空気を読む力”が問われてくるのです」 【鈴木涼美氏】 日本経済新聞記者を経て、現在は社会学者、文筆家として活躍。AV女優として活動した経歴を持つ。著書に『「AV女優」の社会学』(青土社)、『身体を売ったらサヨウナラ』(幻冬舎)など。日刊SPA!にて「おじさん」をテーマに『おじさんメモリアル』を連載中 <取材・文/青山由佳 カトウカジカ 高島昌俊 中村裕一 吉岡俊 八木康晴(本誌) 撮影/時永大吾 林紘輝(本誌)> ―[元AV女優]の職業 ―
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慶応大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修了。本書がデビュー作。

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