“記憶の残る名勝負”サベージvsスティムボート――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第64回

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ランディ・サベージ対リッキー・スティムボート

“レッスルマニア3”でおこなわれたランディ・サベージ対リッキー・スティムボートのインターコンチネンタル選手権は、いまでも多くのファンが“心のベストマッチ”として記憶する名勝負である(写真は「レッスルマニア3」オフィシャル・ポスターより)

 “レッスルマニア3”でおこなわれたリッキー“ザ・ドラゴン”スティムボート対“マッチョマン”ランディ・サベージのインターコンチネンタル選手権は、1980年代のアメリカのプロレス史を代表する名勝負のひとつといわれている(1987年3月29日=ミシガン州ポンティアック、ポンティアック・シルバードーム)。

 名勝負にはこれといった具体的な定義があるわけではないが、それを目撃した観客のハートにずっと残る試合、世代から世代へと語り継がれていく試合が名勝負とカテゴライズされるのだろう。

 スティムボート対サベージの一戦を“マイ・ベスト・マッチ”ととらえているファンのほとんどは、不思議なことにこの試合を30分を超える持久戦として記憶している。しかし、じっさいのファイトタイムはその半分の14分35秒だった。

 1953年2月生まれのスティムボートはこのとき34歳で、キャリアは13年。1952年11月生まれのサベージもまた34歳で、キャリアは14年。ふたりともプロレスラーとしては体力的にも技術的にもまさにピークにあったことはまちがいない。

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