“レッスルマニア3”ホーガン政権ピーク――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第65回

「フミ斎藤のプロレス講座別冊」月~金更新 WWEヒストリー第65回


「レッスルマニア3」オフィシャルDVD

“レッスルマニア3”はデトロイト郊外のポンティアック・シルバードームに9万3173人の大観衆を動員。インドア・スポーツ・イベントの観客動員新記録としてこの数字は現在でも破られていない(写真は「レッスルマニア3」オフィシャルDVDカバーより)

 “伝説”とは事実とほんのちょっとのフィクション、現実とファンタジーのほどよいブレンドでできているものなのだろう。“レッスルマニア3”(1987年3月29日=ミシガン州ポンティアック、ポンティアック・シルバードーム)をライブで体験した観客数がほんとうに9万3173人だったかどうかはわからないし、いまとなっては数字そのものはそれほど重要ではない。

 名物アナウンサーのジーン・オークランドがリング上から「本日の入場者数は9万3173人。アメリカのスポーツ史におけるインドア競技の観客動員新記録です!」というお知らせをアナウンスすると、スタジアムのなかはどよめきと歓喜の拍手につつまれた。そこにいた観客全員が歴史の証人となり、ひとつの伝説が生まれた。

 “レッスルマニア3”の前売りチケットは予定数の7万8000枚が完売となり、これに当日券1万5000枚が追加された。“9万3173人”はあくまでも主催者発表の数字だが、これが現在でも“公式記録”として残されている。

 全12試合のデータをふり返ると、この時代のWWEスーパースターズの“番付”がはっきりとわかる。“レッスルマニア”に出場できるのはトップグループのなかのトップグループ30数選手で、カード編成からもれてしまった選手も少なくなかった。

次ページ第1試合にラインナップされたタッグマッチでは…

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