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小泉元首相、ベルギーのテロで“原発が標的”になることを予見!? 「原発即時ゼロ」を目指して

日本には“銀行屋”はいても“銀行家”はいない

「ベルギーのテロで原発が標的」を小泉元首相は予見していた!?

鹿児島での講演後、会見を行う小泉氏と吉原氏

 政界の異端児だった小泉氏と吉原氏には共通点がある。吉原氏も経済界の異端児ということだ。 「2011年4月に城南信金は『原発ゼロを目指す』と宣言しましたが、後に続く大企業は一つもありませんでした。日本には自己保身ばかり考える“銀行屋”はいても、天下国家を考えるバンカー(銀行家)がいない。大企業も政治家も自己保身ばかり考えて、大胆な方向転換ができなくなっています。  政府が原発ゼロに舵を切ろうとせず、原発推進という判断ミスをしているからどうしようもない。経団連もそれに追随しています。この状況を変えるには、小泉元首相が基調講演をした『ふくしま自然エネルギー基金設立シンポジウム』に集まったような志のある人たちが、各地で企業を立ち上げて大きくなるしかないと思っています」

たかが電力会社の金儲けのために国民の命が失われてはならない

 吉原氏は、警察官僚出身の亀井静香・元金融郵政改革担当大臣のことも高く評価していた。 「亀井さんも『日本国民の安全を守るために、原発は絶対に再稼働すべきではない』『イスラム国は日本をテロの対象に加えてくる。安倍首相が挑発するのはとんでもない』と批判しています。  福島原発事故を見てもわかるように、原発事故が起きたときには、警察官や自衛隊員や消防署員が命がけで収拾に当たらなければならない。それで『たかが電気会社の金儲けのために国民の命が失われることがあってはならない』と亀井さんは強調している。元警察官僚として当然の判断で、私もまったく同じ考えです。  天皇陛下も新年の挨拶で『日本は地震が多い国です』と仰っている。言葉の端々から原発を危険視していることを感じますし、皇室関係者からも『再稼働はするべきではないという考えです』と聞いています。  日本国の未来を考えれば、『原発ゼロ』は日本国を思う人たちの結論なのです。一方、電力会社の金儲けのために再稼働を進め、国土や国民の命を危険にさらそうとする原発推進の人たちは、“国賊”だといえます」
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日本はほとんど「原発ゼロ」で、5年間やってこれている
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黙って寝てはいられない

日本は「原発即時ゼロ」で発展する!


日本再生最終勧告 ‐原発即時ゼロで未来を拓く

偉大なる経済学者であったカトカン先生の、日本経済を再生させる最後の“カン”告

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