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“名タッグチーム”は偶然の産物?――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第69回

 カナダ・モントリオールの名門レスリング・ファミリー出身の長男レイモンドと次男ジャックのルージョー兄弟は、地元モントリオールのインターナショナル・プロモーション崩壊後、WWEと契約を交わした移籍組。モントリオールではそれぞれシングルプレーヤーとして活動していたが、WWEのリングでは“タッグ屋”に転向した。  ジム・ブランゼル&ブライアン・ブレアーのキラー・ビーズもWWEがプロデュースしたタッグチーム。ブランゼルはAWAではグレッグ・ガニアとのコンビ、ハイフライヤーズとして活躍。ブレアーはNWAフロリダではシングルプレーヤーだったが、WWEではタッグ部門に定着した。  キラー・ビーズ(アフリカミツバチ)というチーム名は、ブランゼルがAWA時代にイエローのショートタイツとリングシューズをイメージカラーにしていたことをヒントにして発案された。このチームもまた、それまで接点のなかったふたりのレスラーが本格的にコンビを組んだ純正のWWEプロデュースのタッグチームだった。
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どちらかといえば急造コンビ
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