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違法賭博のバドミントン・桃田、田児選手の謝罪会見を分析。“微表情”のなかに「福島への罪悪感」も

(動画その1)https://youtu.be/fk07Qb9UJY0
(動画その2)https://youtu.be/frl5YOvBOjQ
 具体的に田児選手の罪悪感は「動画その1」の16:02、4:33及び「動画その2」の17:58にて特徴的な微表情として表れている。この17:58を取り上げてみよう。 「『重大なことだという自覚は?』という記者の質問に対し、田児選手は自分の行為の軽率さを述べ『本当に申し訳ありませんでした』というとき左の口角が引き上がり、伏し目、首を垂れます。これは罪悪感の微表情。当然、賭博行為そのものに対する罪悪感だと思われますがその後すぐに、上唇が引き上がり、嫌悪の微表情が表れた。自分の行為に対する嫌悪だと考えられますね」  そして恥感情は22:32(動画その1)、24:43(動画その1)、27:21(動画その2)に顕著に表れている。 「動画その2」の27:21をご覧いただきたい。 「『二度とやらないようにしたいと思います』と発言し、伏し目をし、首を垂れ、恥表情が全面的に表れた。賭博という具体的な行為を通じて、自己の存在までも否定している心理が推察できる。他にも21:32(動画その2)や36:38(動画その2)で、田児選手は、悲しみ、罪悪感、恥、自己嫌悪、自己に対する怒り、苦悩などの表情や微表情が表れ、本件に関して心から後悔していることが読み取れます」  さらに桃田からは違法賭博そのものよりも、バドミントンのために進学した富岡中学・高校時代から現在まで支えてくれている福島の人々に対する罪悪感が最も顕著に表れているという。 「福島の人々に言及するとき、特に6:50(動画その1)では眉がハノ字になる悲しみの微表情、15:39(動画その1)では下唇が引き上がり、アゴにしわが生じる悲しみの微表情、19:55(動画その2)では、伏し目になり、首を垂れ、右の口角が引き上がる、自己卑下、罪悪感の微表情が表れた。悲しみの感情とは、大切な人やモノを喪失したときに表れる感情。また自己卑下は特定の行為や人に対する謝罪や後悔の感情。これまで支えてきて下さった人々の信頼を裏切ってしまったことに対する苦悩と後悔が入り混じった心理が推察されます」  微表情の見地からは、心底の反省が窺えるらしい桃田、田児両選手。日本バドミントン界を背負い立つ存在だっただけに落胆も大きいが、前途ある選手であるだけに、これを機にしっかりと出直してもらいたいところだ。 〈取材・文/日刊SPA!取材班〉
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