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ファッションを変えたいときは「トップスを買うな!まずはボトムスを買え」でおしゃれに見える

◆ファッションが変われば最速で内面も変わる ――ところで、服装によって、自身の内面が変わると意識することはありますか? MB:あります。変な恰好をしているとすぐ帰りたいです僕(笑)。 ――いまでも服選びを間違えることがあるんですか? MB:ありますあります。急いでて、靴とかミスってしまっていて、「絶対靴おかしいよな」と思って、帰りたくて、用事済ませたらすぐタクシーで帰ります(笑)。でも「完全にキマッているな」って時は帰りたくないんですよ逆に。仕事があるけど、「いやでも喫茶店入って仕事しよう、みたいな。誰かに見てほしいから(笑)。それってすごくいいことだと思うんですよね。気持ちが前向きになって明るくなって、外に出たくなって人と会いたくなって。 ――服装によって、気持ちが内向きになったり外向きになったりするんですね。 MB:元々僕、すごく内にこもるタイプの人間なんで、趣味もインドアですし。活動的な方ではないんですけど、服が趣味になってから、やっぱり外に出る率がすごく高くなったから、それは自分ではすごくいいことだと実感しています。 ――ちなみにインドアの趣味って? MB:えーと、ゲームとか楽器とか、パソコンとか。なんかそういう感じです。外に出ないです。スポーツなんにもできないんです僕(笑)。「運動できない芸人」。ほんとにあのレベルなんです。 ――えー! 全然そんな風には見えないです。 MB:よく言われるんですけどほんとなんです(笑)。 ――自信がある方に見えます。 MB:それはうれしいです。でも小学校くらいの同級生がいまの僕と会うと、まるで別人みたいなことをよく言われます。すごく内向的で内にこもりがちな人間だったので。 ――高校時代は生徒会長だったと伺いましたが? MB:中、高くらいから徐々に変わってきましたね。洋服を好きになって少しずつ自信がついてきたのか……。 子どもの頃、うちの母親がすごく心配して。ちょっと出かけるだけですぐ帰りたがる子だったんで。それがもちろん他の要素もあるとは思うんですけど、服のおかげってのは間違いなくあるなと。 ――それは素敵なお話です。 MB:はい、ネタにしていかないと(笑)。 ――著書の中でも、「自分がおしゃれだと思われているという自信があれば、堂々と振る舞える場面は増える」とおっしゃっていますが、なにかきっかけになる出来事が? MB:洋服屋に入ったときに、「そんなダサいカッコでウチにきたの?」と小馬鹿にされたことがあるんです。確かにそのショップスタッフはおしゃれで……その時は何も言い返せなくて。同じように「外見に自信があることで調子づく人」っていうのは少なからずいます。自分に自信を持つことはいいことですけど、それで他人をバカにすべきじゃないと思うんです。洋服っていう「外見」はひとを区別しやすいんで、優越感を得やすいことは事実です。でもだからこそ、あのときのショップスタッフのような「外見こそおしゃれでも内面は汚らしい人」には、絶対にならないと決めたんです。見た目もよくて優しい人が最強ですよ。 「おしゃれに必要なのはセンスではなくロジック」と言い切るMB氏。後半では、「A、I、Y」で体形をきれいに見せるロジック、そして「ファッションによってひとは前向きになる」というMBさん自身の体験を語ってもらいました。これで新入社員のあなたも明日から1ランク上の大人になること間違いなし!?  <取材・文/河本翔平> ●MB(えむびー) ファッションバイヤー、ブロガー。メンズファッションの底上げを図るべく各メディアで執筆中。“買って着て書いて”一人三役をこなす(@MBKnowerMag)。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」が話題に。また、メルマガ「最も早くオシャレになる方法」では、「安くてオシャレになるアイテム」を紹介し即完が続出。ニコニコ動画ではブロマガと生放送「MBチャンネル」もスタート。女子SPA! でも「レディースファッション」に関するコラムを連載開始。著書に『最速でおしゃれに見せる方法』(扶桑社刊)、『Men’sファッションバイヤーが教える「おしゃれの法則」』(宝島社)。
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