ネット発の漫画家が生き残る方法とは?【かっぴー×峰なゆか対談】

かっぴー×峰なゆか

「峰さんの漫画はコピーライター的」(かっぴー)、「生き残る方法なんて、私が教えてほしい」(峰)

 SNS上のあるあるエピソードを取り締まっていく『SNSポリス』、おしゃれな家に住む男としか付き合えない主人公・おしゃ子がさまざまな男性の家を訪問し、ツッコミを入れていく『おしゃ家ソムリエおしゃ子!』etc. 共感性の高いウェブ漫画で話題を呼んでいる漫画家のかっぴーが、週刊SPA!4月26日発売号(5月3・10日合併号)から『バズマン』の連載を開始(現在日刊SPA!で無料公開中)。『バズマン』は、大手広告代理店からネット広告会社に転職してきたポス太(33)が主人公。ネット広告会社を舞台に、かっぴーの真骨頂である「ネットあるある」を描く。紙媒体での漫画連載はこれが初めてとなる。

 そこで、連載開始を記念して、作者のかっぴーが、同じく週刊SPA!で漫画『アラサーちゃん』を連載中の漫画家・峰なゆかと対談! ネット発の漫画家が生き残っていく方法を真剣に考えた!

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1101556

かっぴー:早速なんですが、峰さんって同業者のお友達ってたくさんいらっしゃいますか? 僕、もともとまったく違う畑(広告代理店→ネット広告会社)で働いていたので、漫画家の人たちの仲間に入れてもらえないのがさみしいんですよ。誰も身内だと思ってくれないという……。

峰:違う畑って言ったら、私もAV畑出身ですし、いわゆる漫画家友達みたいな人はほとんどいないですよ。漫画の作業をしながら漫画家さん同士がスカイプでコミュニケーションしている「サギョイプ」とか、憧れます。お互いサボらないように見張ったりして。

かっぴー:現在SPA!で連載中の『アラサーちゃん』も、もともとはブログで描かれていた作品なんですよね。

峰:そうです。ブログで描きはじめたのが2010年で、それを雑誌で連載することになったのが2011年の夏ごろです。

かっぴー:もう6年くらい描いているんですね! 僕、『アラサーちゃん』はもともとファンで拝読していたんですけど、『アラサーちゃん』ってコピーライターの仕事に近いなと思ったんです。みんなの思っていることをアラサーちゃんというペルソナで代弁していて、思わずシェアしたくなる感じがすごく今っぽいなと思いました。

峰:私はかっぴーさんの作品だと『おしゃれキング ビート』(おしゃれキング・ビートが非オシャレ男子のあか抜けないポイントを的確に指摘しながらおしゃれあるあるを紹介していく。WEBマガジンCHOKI CHOKIで連載中)がおもしろかったです! ファッション誌で連載されている漫画とかって、あくまで雰囲気おしゃれな漫画で、ガチのおしゃれ漫画って実はほとんどないですよね。

かっぴー:ありがとうございます! 確かにファッションそのものをテーマにした漫画っていうのはあまりないかもしれないですね。

峰:かっぴーさんはご本人もすごくおしゃれっぽい感じなのに、絵はわりとダサいですよね(笑)。これは戦略なんですか?

かっぴー:ダサいですか!? いや、戦略とかないです。精一杯描いてるんです。美大出だけどこれ以上の絵は描けない! 美大出っていうのも、もはやネタみたいになってますけど!

峰:でも、最初はもっとジャキジャキした感じの線だったのに、(SPA!掲載の原稿を見ながら)ずいぶんタッチが変わりましたね。なんか百均で買ったボールペンみたいなので描いてたのに。

かっぴー:つい先週、紙に掲載されたときに読みやすいようにと、画材をボールペンからミリペンに替えたんですよ。峰さんはいまはデジタル作画ですか?

峰:そうです。フルデジタルです。最初はGペンで描いてたんですけど、単純に原稿が場所を取るというのもあって、デジタルに移行しました。でも考えてみたら、私もブログで描きはじめたときは普通にコピー用紙にボールペンで描いてましたね……。

かっぴー:連載をはじめたときにストーリーやキャラクターに関して気を付けたことってありますか?

峰:そうですねえ……。パッと見て峰なゆかの絵だ!とわかる絵にすることと、背景があまりごちゃついていないことですかね。ひとりで描いているので、なるべく絵にかける時間を短くしたいというのもありました。アシスタントさんをたくさん雇って、背景も細かく描き込んだものと、シンプルな絵柄のギャグ漫画の原稿料が大して変わらないと知って、絵にかかるカロリーを減らそうと思ったんです。あとはコピペをバンバン使うこと! コピペで描くほうが、新しく描くより縛りが多くて辛いときもあるんですけど、のちのちの自分を救ってくれるはずだと思って多用しています。それにコピペはたまに使うと手を抜いていると思われるけど、頻繁に出てくれば「作風だ」と思ってもらえるので! あ、ちなみにコピペを多用するのは漫☆画太郎先生の影響です。

かっぴー:確かに峰さんの絵って独特のタッチなのですぐわかりますよね。絵にかかる時間を短くしたいというのもわかります。元々サラリーマンなので、1枚いくら、ではなくてかかった時間に対していくらギャラが発生したかを考えちゃうんですよ(笑)。

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