プロレスラー「ハヤブサを偲ぶ会」に参列 改めてそのレスラー人生を振り返る

 2016年3月3日、くも膜下出血のため、47歳という若さでこの世を去ったプロレスラー、ハヤブサ(本名・江崎英治)。4月27日、多くのファンに愛されたハヤブサさんに別れを告げる「ハヤブサを偲ぶ会」が、東京・後楽園ホール展示場で開催され、記者も彼に魅せられたファンのひとりとして足を運ばせていただいた。

 思えば多くのプロレスファンにとって、そして、ハヤブサの歴史を知る者にとって、彼の死は「ショック」などという安易な一言では片付けられないほど、重く悲しい出来事だった。

 現役時代、華麗な飛び技を中心に試合を組み立てるレスラーだったハヤブサ(91年デビュー)は、難易度の高い空中殺法を美しく決めてみせる、華やかでスタイリッシュなマスクマンだった。飛び技で魅了する一方で、所属団体FMWのエースとして、満身創痍の体で闘い続ける姿は儚げな哀愁を漂わせ、ファンの絶大な支持を得た。しかし、デビューから10年後の2001年10月22日、試合中の事故で全身不随の大怪我を負ってしまい、医師から「一生首から下は動かない」と宣告されてしまったのだ。

 ハヤブサのプロレスラー人生はここで終わった……はずだったが、“不死鳥”の異名を取った彼は「いつか必ずリング復帰」を目標にリハビリに励み、その一方では美声を生かして、車椅子のシンガーソングレスラーとして活動。事故から10年後の2011年には、プロレス会場で自らの足でリングに立つ姿を見せるまでに回復を遂げた。

 多くのファンが、そのことを知っていた。それだけにハヤブサ急逝の一報が流れた日、ツイッターやFacebookのタイムラインは「ハヤブサ」の文字で埋め尽くされた。とにかくファンに愛されたレスラーだったのだ。

 そんな彼の人柄を表すように、「偲ぶ会」にはプロレスラーやファンら約2000人が弔問に訪れた。ハヤブサさんの遺影と遺骨、マスクが飾られた祭壇前には途切れることなく列ができ、記者も献花と最後のお別れをさせていただいたのだが、ハヤブサさんの実の弟さんが述べた弔辞によれば、生前、ひとりで暮らしていたハヤブサさんは、「自宅で転倒してしまい、(自力では起き上がれないため)ひたすら誰かが来るのを待っていたときもあった」という。

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1103488

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