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プロレスラー「ハヤブサを偲ぶ会」に参列 改めてそのレスラー人生を振り返る

 そうした過酷な状況下にありながらも、ファンの前ではいつも気丈に振る舞い、決して弱さを見せなかったハヤブサさん。彼の死後、緊急出版されたベースボール・マガジン社の『ハヤブサ追悼特別号』には、昨年7月に取材された際のハヤブサさんのこんなコメントが載っている。 「死ぬ目に遭ったとしても俺はちゃんとしなきゃ、なぜならハヤブサなんだからって思わせてくれたんです。リハビリでも、それが大きかった。頑張れなさそうになると、ハヤブサだったらここは頑張るだろ! って」  この発言に、胸が熱くならないプロレスファンはいまい。こんなにも頑張っていた男を、なぜ神は見放してしまうのか……。  近年は、杖をついて少し歩けるまでに回復していたハヤブサさん。リング復帰の夢こそ叶わなかったものの、最後まであきらめずに闘い続けた彼の生き様は、まさしくプロレスラーの生き様そのものだった。〈取材・文/青柳直弥(清談社) 撮影/丸山剛史〉
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ハヤブサ 追悼号

不死鳥、天国へ舞う

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