“サマースラム”ホーガンVSサベージ続編――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第92回

サマースラム 89

“サマースラム”はホーガン対サベージの続編。メインイベントはホーガン&ブルー タス・ビーフケーキ対サベージ&ゼウスのタッグマッチ。(写真は「サマースラム 89」オフィシャル・ビデオのジャケットより)

 “サマースラム89”は、ハルク・ホーガン対“マッチョマン”ランディ・サベージの因縁ドラマの続編だった(1989年8月28日=ニュージャージー州イーストラサフォード、メドーランズ・アリーナ)。

 映画『ノー・ホールズ・バード』でホーガンのライバル役を演じた俳優のタイニー・リスターが新キャラクター、ゼウスとしてWWEのリングに登場した。ビンス・マクマホンにとってゼウスは映画とプロレスのコラボレーション企画のための“広告アイテム”だったから、じっさいにT・リスターがプロレスラーとして使いものになるかならないかはそれほど重要なイシューではなかった。

 “サマースラム89”のメインイベントは、ホーガン&ブルータス・ビーフケーキ対サベージ&ゼウスのタッグマッチ。ホーガン側にはエリザベス、サベージ&ゼウスにはセンセーショナル・シェリーがそれぞれセコンドについた。長編ドラマのストーリーラインでは、サベージとエリザベスの関係はこの時点で“破局”を迎えていた。

 サベージは、映画のスクリーンから飛び出してきた怪物ゼウスを巧みにコントロールしながら、じっさいにはほとんどひとりでこの試合を闘った。ゼウスは“6フィート10インチ(約2メートル8センチ)の怪物”ということになっていたが、じっさいの身長は6フィート4インチ(約193センチ)ほどで、リング上では10センチ以上の“上げ底”がほどこされた特注リングシューズをはいていた。

 試合は15分4秒、ホーガンがゼウスをレッグドロップでフォール。フィニッシュ・シーンでホーガンとサベージが接触しなかったことで、結果的にこのふたりのライバル関係は“つづくto be continued”のままになった。

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