「青森県の昭和大仏」が外国人観光客に大人気なワケ

昭和大仏

昭和59年造立の昭和大仏。高さは21.35mと、青銅座像としては日本一の大きさを誇る

 観光地としてはいささか控えめな印象の青森県。だが、青森市青龍寺にある青銅座像としては日本一の大きさの「昭和大仏」はインバウンドに大人気だ。観光客の2割は外国人客だという。

「近くに三沢基地があるので、昔から外国人客はよく訪れていました」と教えてくれたのは住職の織田隆玄氏。さらに、ここ数年で外国人客は15年前の5倍近くに急増。

「外国人客が増えたのは複合的な理由だと思います。考えられるのは、HPに多くの写真を載せたこと。大仏だけも1枚ではなく、四季折々の写真など十数枚使っています。それと、青森港に大型客船が寄港できるようになり、ツアー客がバス4~5台で訪れるようになりました。あとは3年ほど前に龍安寺の3倍くらいの枯れ山水の石庭ができ、伽藍として整ったこと。私たちはよく“伽藍が説法する”という言葉を使いますが、境内を散策したり本堂に入ったりして癒やされているようです」

 青龍寺は歴史は浅い寺だが、大仏をはじめ五重塔、本堂など、京都や奈良に負けないくらいの仏教建築が揃っている。

「嬉しいのは、ツアー客と同じくらい外国人旅行者が個人で訪れてくれること。石庭でお茶を飲んだり、近くの食堂で日本食が食べられたり、異文化を体験できるのが受けているのではないでしょうか」

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