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合格率5%を突破!日本人NFLチアリーダー橋詰あずさの軌跡

 ミニスカートを履いて、ポンポンを手に笑顔を振りまくチアリーダーは、アスリートと言うよりもアイドルに近い存在だと感じるかもしれない。 日本人NFLチアリーダー・橋詰あずさ IBMでの応援シーン2 しかし、この秋からNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のワシントン・レッドスキンズでチアリーダーとして活動する橋詰あずささんは、「ストイックに目標に向けてチャレンジするチアリーダーはアスリート。私もNFLのチアリーダーになるために、毎日のようにトレーニングに励みました」と力説する。  アメリカン・フットボール(アメフト)の最高峰であるNFLは、アメリカ4大スポーツ(NFL、NBA=バスケットボール、MLB=野球、NHL=アイスホッケー)の中で最も人気が高く、年間王者を決める「スーパーボウル」は米国民の半分がテレビ観戦する国民的大イベント。4大スポーツの中で唯一、日本人選手が誕生していないNFLだが、そのフィールドで日本人選手はプレーしていなくても、サイドラインでは日本人チアリーダーが華麗なパフォーマンスで試合を盛り上げている。  昨シーズンは10人の日本人チアリーダーがNFLで活躍。とは、言っても日本人チアリーダーがNFLのフィールドに立つには高い壁が立ちはだかる。  アメリカ人男性がNFL選手を夢みるように、アメリカ人女性にとってNFLチアリーダーは憧れの的だ。アメリカの首都、ワシントンDCに本拠地を置くレッドスキンズの場合、今年のオーディションには約150人の女性が集まった。1週間にも及ぶオーディション期間中にドンドンとふるいにかけられ、最終的には橋詰さんを含む8人の新人が合格。同じくオーディションを経て勝ち残った前シーズンのメンバー24人と共に、合計32人が今シーズンのメンバーに選ばれた。  オーディションではダンスの技術はもちろんのこと、質疑応答でコミュニケーション能力を試され、水着審査では身体の絞り方もチェックされた。 ⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1111619
日本人NFLチアリーダー・橋詰あずさ アメリカでのオーディション1

アメリカでのオーディション1

 そんな厳しい審査を通り抜けたものだけが、9万人以上の熱狂的ファンが集まるスタジアムで踊ることを許される。  5歳からバレエを始めた橋詰さんは、15歳でボストン郊外にある芸術学校へ留学して、クラッシック・バレエやモダンダンスを学んだ。 「将来は世界で活躍できる人になりたかったので、バレエと英語を学べるので留学しました」  カナダの大学を卒業後には、大手メーカーに就職。海外営業として、世界を舞台に仕事をする人にはなれたが、「仕事は楽しかったのですが、踊りたい気持ちが常に心の片隅にあった」と自分の気持ちをダンスで表現できる場所を求めていた。  
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チアリーダーの世界に飛び込んだのは社会人3年目
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