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東京スカイツリーの外国人観光客への対応は何点? 抜き打ち調査してみた

 政府は東京五輪の2020年までに、年間訪日外国人の数を4000万人に増やすと発表。そんなニッポンの「英語おもてなし力」は大丈夫かを確かめるべく、抜き打ち調査を各所で実施。TOEIC860点、英語圏在住歴ありなどの記者が日本の国際化対応力を検証した。 【東京スカイツリーの調査結果】 英語力 ★★★★★ おもてなし ★★★ ※5点満点 東京スカイツリーの「英語おもてなし力」を抜き打ち調査してみた

英語はネイティブ並み。おもてなしは塩対応

 いまや東京の象徴として定着した東京スカイツリー。さすがは日本が威信をかけた観光地というべきか、英語力は極めて高かった。  まず展望台受付では外国人専用カウンターを発見。チケットを買うと、もっとも高い展望台に行くためには追加チケットが必要であること、強風時は入場制限がかかる場合があることなど、込み入った内容をネイティブ並みの英語で説明される。  さらに、展望台の一般スタッフの英語力もかなりのもの。「地震が起きても大丈夫なのか」と質問したところ、これまた見事な英語でツリーの耐震構造まで解説してくれた。  唯一気になった点は、対応がやや事務的であること。  例えば「スカイツリー最高っす!」などと通路案内のスタッフとコミュニケーションを試みると、それには応えず「Go straight(まっすぐお進みください)」と言われてしまった。海外の観光地ではやたらと事務的なスタッフを多く目にするが、英語力がネイティブ並みならおもてなしもネイティブ並みなのかもしれない。 ― ニッポン英語おもてなし力抜き打ち調査 ―
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