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災害時に「スマホを電池切れ」にしないための充電対策

 とはいえ、モバイルバッテリーだけで安心するのは早計だ。ハマコー氏は、高品質のケーブルの購入も推奨する。 「100円ショップなどで売られている粗悪なケーブルは、本来製品が持っている電流を阻害してしまう可能性があります。5本1000円程度で購入できる、Aukeyのケーブルセットなどを使うといいですね。iPhoneは、iOSをアップデートするとケーブルが使えなくなることが多いので、基本的にはAppleの認証を取得したケーブルを使ったほうが安心です」  さらに、モバイルバッテリーの定期的なチェックも重要だ。 「バッテリーは、フル充電で置いておくと寿命が短くなります。とはいえ、フル充電しておかないといざというときに役に立たないので、防災袋に入れておく場合は、3か月に1回くらいのペースで使用し、再度充電したほうがいい」  また、ハマコー氏は「以前使っていたスマホに格安SIMを入れて、防災袋に予備端末として用意しておけば万全」とも付け加えた。
防災グッズ

災害リスクアドバイザーの松島康生氏が携帯している防災グッズ。モバイルバッテリーのほかに車載充電器などを常備。ラジオは小型軽量でAM/FM対応。周囲の人も聞けるスピーカーのあるものを選択

 例えば、Freetelの従量課金SIMなら、月々299円から。保険と考えれば悪くない!? 【松島康生氏】 災害リスクアドバイザー。災害リスク評価研究所の代表。企業や地域コミュニティ向けに防災対策のアドバイスを行うほか、研修や講演を開催。詳細は、http://www.saigai-risk.com/ 【ハマコー氏】 ブロガー。ブログ「hamako9999.net」で、スマホやモバイルバッテリーなどのガジェットを数多く紹介している。詳細は、http://hamako9999.net/ 取材・文/黒田知道 ※価格は取材時、編集部調べ
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