“サバイバー”に隠されたビンスのある実験――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第117回

サバイバー・シリーズ91

「サバイバー・シリーズ91」のメインイベントには、ホーガン対フレアーの“世紀の 一戦”ではなく、ホーガン対アンダーテイカーのタイトルマッチがラインナップされ た。(写真は「サバイバー・シリーズ91」ケーブルTV広告用オフィシャル・ポス ターより)

 ビンス・マクマホンが“サバイバー・シリーズ”のメインイベントにラインナップした試合は、ハルク・ホーガン対リック・フレアーの“統一世界戦”ではなくて、ホーガン対ジ・アンダーテイカーのWWE世界ヘビー級選手権だった(1991年11月27日=ミシガン州デトロイト、ジョー・ルイス・アリーナ)。

 NWA/WCW世界ヘビー級王座のチャンピオンベルトを腰に巻いたままWWEに電撃移籍したフレアーは、この日、テッド・デビアス&ザ・マウンティ(ジャック・ルージョー)&ウォーロードとチームを組み、ロディ・パイパー&ブレット・ハート&ブリティッシュ・ブルドッグ(デイビーボーイ・スミス)&バージルと4対4“サバイバー・シリーズ”イリミネーション・マッチで対戦した。

 フレアーがスミスから、パイパーがウォーロードからそれぞれフォール勝ちをスコアしたあと、リング内で大乱闘をくり広げたパイパー、ブレット、バージル、マウンティ、デビアスの5選手が反則裁定で同時失格。リング下で大の字にノビていたフレアーひとりが“生き残り”に成功するというやや不可解な試合結果だった。WWEのヒール軍団に加入した時点でフレアーの“外敵”としてのイメージはすでに消されていた。

 ホーガン対アンダーテイカーのタイトルマッチは、そのフレアーの乱入アシストからアンダーテイカーがツームストーン・パイルドライバーをホーガンに決めてフォール勝ち。ちょうど1年まえの“サバイバー・シリーズ”で衝撃的デビューを果たしたアンダーテイカーが、ホーガンを下してWWE世界王座を手に入れた。ホーガンの完敗シーンはひじょうにショッキングだった。

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