人気競馬ブロガーが2016ダービー予想をこっそり教える

 多摩川からの風が、広大な芝生を吹き抜ける。初夏の東京競馬場(東京都府中市)で、ビールを片手に日本ダービーを楽しむのは、競馬ファンにとって無上の贅沢である。毎年6000~7000頭生まれる競走馬の中で、3歳になった時点でのチャンピオンは誰なのかを決めるレースだ。

JRA公式サイトより

JRA公式サイトより

 競馬に関心のない向きに説明すると、競馬界に大レースが数ある中で、日本ダービーは別格の存在だ。F1であればモナコGPであり、ゴルフだったら全英オープン、野球だったら夏の甲子園だろうか。モナコにもスコットランドにも甲子園にも行けない首都圏の人々は、この機会を見逃さないでほしい。

 もちろん、どんな所に行くにも、初めての場合はガイドが必要だ。ブログ「TAROの競馬」やメールマガジンサービス「まぐまぐ」で配信する「競馬ノート」が大人気を博している競馬予想家・TARO氏に必勝の極意を聞いた。

「よく言われることですが、日本ダービーは、運の良い馬が勝つ。08~10年には1枠1番が3連勝、ここ5年でも3度3着までに来ています。枠順は抽選で決まるので、何十年も前から続いている格言は、データ的にも証明されています」

 一見したところ無責任な言いっ放しにも見えるこの格言が、なぜ3年連続で実現しているのだろうか。その背景には昨今のJRAのたゆまぬ努力があるようだ。

「競馬はトラックスポーツなのにスタートがまっすぐ同じ地点になっているという特殊性があります。これは、多くの馬が最短距離を走ろうとするために馬場の内側は荒れてしまい、そこを走る馬は走りにくくなるのが前提になっています。内枠と外枠の馬を同じラインからスタートさせても、内枠は走りにくい分、公平になるという理屈です。しかし、最近は芝を整備する技術が上がり、馬場がすごく均質にきれいになっています。そうなると最短距離を回ってこれる内枠のほうが有利になってしまう」

 かといって内枠の馬の単勝を買うだけでは面白くない。上記の格言を前提に誰もがこぞって買いに来るのだから、おいしい配当は期待できない。ここで頼もしいのが、馬券師・TAROさん。彼の買い目をこっそり教えてもらった。

「まず、知っておいてほしいのは、今回の日本ダービーは21世紀でも最高と思われるくらいレベルが高いレースだということ。1年ずれて生まれていれば、楽々勝ってもおかしくない馬が5頭も6頭もいます。超ハイレベルです。レースの見どころとしては、東京競馬場で強いディープインパクト産駒。2011年以降、1着2回・2着1回・3着2回。一般論としては、皐月賞で上位に入った馬はダービーでも強いですが、前走のG1『皐月賞』ではディープインパクト産駒が1~3着を独占していますから、今年は特にディープインパクト産駒が強いです」

 一般論とは、その裏をかくためにある。ニヤリとしながらTAROさんが語った彼の本命馬とは……

「私がまず買うのは、ヴァンキッシュラン。4月30日におこなわれたトライアルレースの青葉賞で1着だった馬です。青葉賞はダービーと同じく東京の2400メートル。ここでの戦い方、走り方というのは非常に参考になるんです。4月17日の皐月賞には間に合わなかった遅れてきた大物ですが、そのぶん一番勢いに乗っていると言えます」

 7枠14番という外からのスタートはいかにも不利に思えるが、それでもTAROさんは彼を推す。

「ダービーでは、皐月賞を走った馬が注目されがちですが、逆にヴァンキッシュランは皐月賞を走っていないことが有利です。今年の皐月賞は空前のハイレベルの戦いで、馬にとってもキツいレースでした。つまりここでの消耗は無視できない。この点で、ヴァンキッシュランは体力が温存されていて余力があるというわけです」

 過去のダービーを振り返れば、皐月賞組に人気が集まる分、青葉賞組は穴でよく来る傾向にある。過去5年では、10番人気の2着、5番人気の2着、8番人気の3着といった具合だ。青葉賞で6着に負けた馬がダービーで12番人気の3着というケースも。

「ダービーでは馬に器用さが求められます。うまくロスなく回ってきて、騎手の言うことを聞いて最後に伸びるという戦い方が本道。外から豪快に伸びてくるような馬よりも、そういう馬の方がダービーで穴になりやすい。そういう意味でヴァンキッシュランは、 強さもさることながら器用さもある。また今年の青葉賞は非常に強いメンバーが揃っていたので、そこを勝ち抜いたという点で例年の青葉賞1位よりも注目できると思います」

 青葉賞を勝った馬がダービーで勝ったことは過去に1度もない。今年はダービー史上初めての青葉賞からの勝利を見ることができるかもしれない。

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