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刺青・タトゥーと共存する社会に向けて。ふさわしくない場面では隠すというマナーも

 この国では「刺青=悪」なのか? 外国人客の流入や、ファッションの多様化に伴い、刺青やタトゥーを目にする機会が増えたが、一般化するにはハードルが高いのも事実。刺青を取り巻く現在の状況を追った。

ふさわしくない場面では隠す。刺青共存への新たな動き

 世界の趨勢を見れば、いずれ日本でも刺青が社会的に認知されていくのだろう。だが、今はまだその域に達していない。だからこそ生じている軋轢をどうマイルドにしていくかが問われている。  その最も簡易な形として挙げられるのが、肌に直接貼って刺青を隠す「シール」だろう。耐水性があり入浴時にもってこいの「TatooカバーAQUA」を販売しているALAE社の担当者に商品開発の狙いを聞いた。
シール

ALAE社はHPで「隠すマナー」を呼びかけている

「がっつり隠すというより、ワンポイントの刺青を隠すのに着目した商品です。あくまでオシャレで入れているお客様向けに商品開発をしました。このくらいのサイズなら施設側も認めてくれるんじゃないかというラインを意識してシールの大きさを決めています。個人の購買層は30~40代が圧倒的で、お子様の学校行事や家族旅行の際に使われることが多いようです」  実際、ホテルチェーングループの星野リゾートでは、今年4月から入浴客にシールを無料配布している。こうした試みは、歩み寄りの施策として意義があるだろう。
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