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彫師は医師免許が必要!? 問われる「タトゥー&刺青」のルールと法整備

 こうして大阪でタイキさんの裁判支援活動が立ち上がり、彫師の法的な位置づけも確立するために目下、署名活動を展開している。 「日本の彫師は器用で作品が繊細ですし、なにより衛生的なので外国人から人気があります。日本の伝統刺青を入れるためだけに何度も日本に来る外国人が大勢いて、近年のタトゥースタジオは顧客の6~8割が彼らです。安倍首相は2020年までに外国人観光客4000万人を目指すと言っていますから、インバウンドを取り込んだ新しい国づくりが行われていくということ。わかりやすい例を挙げれば、サッカー選手のメッシは刺青ファンですが、彼のインスタグラムのフォロワー数は3000万人です。未来の日本はどう刺青を受け入れていくのか、その議論は避けられません。旧来のイメージで語るのではなく、真のタトゥーカルチャーを少しずつ理解していただくことも必要だと思います」  訪日観光客が安心してタトゥーを入れられる環境をつくるためにも、適切な法規制のもとに運用される、誰の目にも明確な業界の統一ルールが必要だろう。
問われる「タトゥー&刺青」のルールと法整備

※写真はイメージです

取材・文/野中ツトム・西山大樹(清談社) 遠藤修哉(本誌) ― [刺青は排除すべき]大論争の行方 ―
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