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舛添知事の命運を握る「都議会自民党」を野党は攻めきれるか?

問われるべき自民党の「製造者責任」

 都議会最大与党である自民党は世論の批判をかわそうと、パフォーマンスで知事批判をするが、本気で「身内」である舛添知事を辞任に追い込むことなど考えていない。  この自民党の「製造者責任」を追及しない限り、舛添知事は延命できるだろう。逆に、自民党が世論から袋叩きにあえば、あわてて舛添知事を辞任に追い込むだろう。  つまり、自民党が舛添知事を追い込まざるを得ないパターンは、以下の3点である。舛添知事を延命させることで、世論の批判が自民党に集中し、 ① 衆議院選挙や参議院選挙の情勢が自民党に不利になった時。 ② 安倍政権の重要政策(憲法改正など)が邪魔されそうになった時。 ③ 都議会議員選挙の情勢が自民党に不利になった時。

野党はなぜ自民党を追及できないのか?

 世論の舛添知事に対しての怒りの矛先が自分たちに向かないように、都議会与党は必死にカモフラージュをしている。  しかし最近、世論は舛添問題を放置してきた都議会に対し、批判を強めてきた。筆者は連載第1回から述べてきたが、舛添知事延命の原因は都議会にあるのだ。  したがって野党は舛添批判だけではなく、舛添知事を都知事選で担ぎ、一連の疑惑を放置してきた都議会最大与党である自民党の責任を追及しなければならないのだ。  しかし、残念ながら野党にはそこまでの度胸がない。なぜか?
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野党が打つべき次の一手は?
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