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“裸の美人写真家”ヨシダナギ「私がアフリカの裸族と同じ格好をするのは、シンデレラのコスプレするのと同義」

 アフリカ・エチオピアで服を脱ぎ捨て、現地の少数民族「スリ族」の女性と同じ上半身裸の格好になって写真を撮影するなど、その大胆な姿が話題を呼んでいるフォトグラファー、ヨシダナギ。先月には初の単行本『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』を上梓し、次なる活動に注目が集まっている。“裸の美人写真家”“全裸フォトグラファー”と呼ばれている彼女だが、そもそもなぜアフリカを目指したのか? 「アフリカ人が好きなんです。私、アフリカの景色とか別に興味がなくて、アフリカ人のあのフォルムや姿に小さい頃から惹かれていて。いまだに自分でも理由はよくわからないんですよ。周囲にアフリカ人がいたわけでもないし。同い歳の友だちが仮面ライダーやセーラームーンになりたいって憧れるのとまったく同じ感覚というか。その意味で、裸になって彼らと同じ格好をするというのも、私のなかではシンデレラのコスプレをすることと同義なんです
気高いナミビア・ヒンバ族とのハダカの交流

気高いナミビア・ヒンバ族とのハダカの交流。「仲良くなってから脱ぐんじゃない。私は仲良くなるために脱ぐんだ」と、体を張ったヨシダのコミュニケーションに笑顔が咲いた(Photo by Nagi Yoshida)

 遠い異国の地、アフリカ。そこまで彼女を惹きつけるアフリカ人の魅力とはいったい何だろう。 「日本人と比べると価値観は全然違います。たぶん日本の感覚で行くと苛立ってしょうがないでしょうね。何事も時間通りにいかないことはもちろんですけど、彼らは『考えることを放棄』するんです。でも、それってすごくいいことだと思うんですよ。最初はそれを目の当たりにして『だからアフリカって発展しないんだよ』って上から目線で思ったりしましたけど、放棄できるからこそ、こんなに過酷な環境でも楽しく生きていけるんだってことがわかりました。私たち日本人は自分も含めて“考えすぎる”部分ってありますけど、それを放棄できるスキルってすごいなって心から思います」
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すべての感情をムキ出しにするアフリカ
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ヨシダ,裸でアフリカをゆく

2009年から2014年にかけて、エチオピアやジブチ、タンザニアなどアフリカ16か国で少数部族を撮り続けたフォトグラファー、ヨシダナギの全記録

SURI COLLECTION

“裸の美人写真家”として大反響!世界一ファッショナブルな民族「スリ族」日本初の写真集。

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