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エアコンの「冷房」と「除湿」、正しい使い分け方は?

 そのため、エアコンにかかる電気代は機能によっても異なるが、夏に使われる機能の中では再熱除湿>冷房>弱冷房除湿の順に電気代が多くかかる。ただし「弱冷房除湿」では、思ったよりも温度が下がり肌寒くなってしまうため、冷え性の女性は「再熱除湿」を選ぶのがベターだという。 「湿度」が高い梅雨明け前は「除湿」に、「温度」が高くなる真夏には「冷房」にするのが正解。特に、梅雨などじめじめした時期には、体の冷えすぎは健康にもよくないため、肌寒くならない「再熱除湿」がおすすめだ。  また、起動させてから温度を下げようとするとき、エアコンの電力消費は約900Wにも及ぶが、その室温を保とうとしているときは140~200W程度なので、よかれと思ってこまめに電源を切り、暑くなったらつけるを繰り返すとかえって電力を消費してしまう。1~2時間以内ならつけっぱなしのほうが省エネだ。 【結論】肌寒いけれど湿度が高い場合→再熱除湿(再熱除湿は室内気温を下げずに除湿を行うため、肌寒く湿気が多い日に最適) ・少し暑くて湿度も高い場合→弱冷房除湿(弱冷房除湿は冷房しつつ除湿も行うため、気温が少し高く湿気も多い日などに最適) ・真夏並の気温でとにかく暑い場合や、蒸し暑い場合→冷房機能(室内気温が高い場合は冷房で室内気温を下げることを優先) <取材・文/北村篤裕>
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