「女性は仕事や結婚、出産、その後、職場復帰するかどうかなど、選択肢がたくさん与えられていることで混乱しています。そして、苦しんでいるときの対処法として、ケガをしている箇所に絆創膏を貼るかのように、細分化された都合のいい男をそのときの傷付き方に応じて選んで薬にしているように思えます」 　また、インターネットが発達し、情報が溢れている時代であることも、都合のいい男ニーズが高まる理由の一つだと心理コンサルタントの晴香葉子氏は言う。 「常に情報が更新されて、付いていけていない人は多い。今は多くの人がSNSを使っています。24時間SNSで監視されているような錯覚に陥り、常に誰かと繋がっていないといけないという強迫観念があるのかもしれません」 〈取材・文／週刊SPA！編集部　撮影／スギゾー〉