中2病よりヒドい? “19歳病”で痛い目をみた人々

【青き苛立ちと迷走編】  ナイフみたいに尖っていた、あの頃。「中学生のとき、マンガ『ホットロード』に心酔。腕に好きな人の名前をカッターで彫るも、痛くて断念」(33歳・女・派遣)と、ちょっと不良を気取ってみたり。「高校時代、先生に長いスカートを注意されてムカついたので、校則の隙をついて、超ミニスカートにして登校したら、ハンパない怒りを買った」(44歳・女・自営業)、「大藪晴彦にハマり、『理不尽な体制には断固立ち向かう!』と、生徒から嫌われている女教師に『あなたは、教師を辞めるべきだ!』と詰め寄った」(42歳・男・土木)なんて、熱くなった思い出は、大なり小なり誰にでもあるだろう。  それでも、「部活の顧問に怒られて、練習場から飛び出して走って帰ろうとしたが、駅と駅の間隔は想像以上に長く、道に迷って、家に着いたのが6時間後」(28歳・女・無職)と、どこか抜けていたりして、笑って話せる話が多いなか……。ビミョ~なのは、30代以上の人から寄せられた、「中3の合唱大会で尾崎豊の『存在』を歌い、終わったとき、クラス全員号泣」(37歳・男・飲食)、「高1のとき学校に行くのがイヤで、毎朝、尾崎豊の『17歳の地図』を大声で歌いながら登校した」(35歳・男・デザイン)といった、カリスマOZAKIネタ。改めて、その影響力は実感いたしましたが……。  こうした、中学~高校時代の社会への反発心を経て、次にやってくるのは、自分探しの迷走のよう。 「19歳の時、工場でバイトをしていたが、別の世界も見たいと辞めることに。退職届を出すよう用紙を渡され、理由欄に『新しい自分を発見するため』と書いたところ、社員に『あ、自己都合ね』と言われた」(33歳・男・派遣社員)、「目的もなく生きているのがツラくなり、現実逃避でリゾート地のホテルのバイトに。ホテルの支配人は私を家出娘と勘違いしたようで、『事情は言わなくていいから』と寮に案内してくれたが、その寮の汚さに閉口して、一日も働くことなく、リゾート地を後にした」(30歳・女・商社)、「高校卒業後、社会的弱者の気持ちも知らなくてはと思い、ホームレスのマネをしたら凍死しかけた」)(28歳・男・資格浪人)など。  偶然か、すべてが18~19歳の頃のお話。これを“19歳病”と名付けていいですか!? ― みんな昔はバカだった!若気の至り[赤面&爆笑]告白集【6】 ―
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