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二日酔いのときに“絶対にしてはいけない”4つのこと

アルコールとカフェインは同時に摂取しない

「二日酔いにはまず水分摂取」が効果的であるが、お茶やコーヒーを飲むことは逆効果になることも。最近はアルコールを提供するカフェも増えているが、同時に摂取するのはカラダの負担になってしまう危険がある。 「アルコールとカフェインを一緒に摂取すると、カフェインだけ、あるいはアルコールだけを摂取するよりも耐性を強めます。クラブやライブハウスで提供されるアルコール入りのエナジードリンクや、エナジードリンクとアルコールを混ぜたカクテルは健康に害を及ぼし、乱用の危険にも繋がるのです。アルコールをエナジードリンクに混ぜたカクテルは、実際のアルコール摂取量に対して酔っている感じがしないのですが、多くの人々はこれを意識していません。  海外では、市販のアルコール入りエナジードリンクを1缶飲むことは、ワインのボトル1本あるいはビール6缶と、5杯ものコーヒーを一緒に飲むのと同じ影響があると報告されています。実際、2010年にはワシントン州の大学生9人が、フルーツ味のアルコール入りエナジードリンクが原因で入院、1人は命に関わる危険に。ニュージャージー州の大学でも、23人の学生が同じものを飲んで入院しました」

頭痛薬の服用は「二日酔い」が長引く原因に

 頭痛薬の服用によって、肝臓のアルコール分解を弱めてしまうこともある。 「二日酔い時には必ずと言っていいほど頭痛が起き、ついつい頭痛薬を飲みたくなりますが、これは危険です。口から飲む薬は胃で溶けたあと、小腸で吸収され血液によって肝臓に運ばれます。肝臓で一部が分解され、残りが血液に乗って全身に運ばれる仕組みですが、アルコール分解も肝臓が行っており、その分解能力には限りがある。体内にアルコールが残っていると、想定以上の頭痛薬の成分が全身に送られる恐れがあるのです。逆に、代謝による薬の分解を優先した場合はアルコール分解が滞り、二日酔いが長引くことも。アルコールが抜けて体内がある程度回復するまで、頭痛薬は避けてください」
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言わずもがな「迎え酒」はNG
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