まるで戦闘機かモビルスーツ!? 下流自動車評論家がスバル車の魅力を語る【後編】

ひとりの人間の人生に、多大な影響を与えてしまったスバル車。もし、あのときスバル車に出会っていなかったら、きっと東京に出てくることもなかった……。今なお初代インプレッサに乗り続ける下流自動車評論家・マリオ高野。彼のあり余るスバル愛をご一読いただければ幸いです。 ◆まるで意のままに動く戦闘機かモビルスーツ。それがスバル車の魅力なのです! 【前編】はこちら⇒https://nikkan-spa.jp/111603 クルマへの興味や感心が急激に高まったことでクルマ雑誌を読み漁るようにもなり、ヲタク度も急上昇! 同じスバルのインプレッサというクルマはヴィヴィオの数倍高性能で、ちょっと改造するだけで砂漠や雪道を走るレースのような競技(ラリー)でもガンガン走れるということを知り、ヴィヴィオ購入からわずか半年でインプレッサに乗り換えました。2台分のローンにより生活を極限まで切り詰める日々が続きましたが、インプレッサがもたらしてくれる感動と興奮は、それを補ってあまりあるものであり、まったく惜しいと思いませんでした。インプレッサのおかげでオナニーとファミコン、プロ野球観戦ぐらいしか楽しみのなかった人生の充実度は2億倍高まり、「自動車のライターになりたい」という、人生で初めて具体的な生きる目標が立てられるまでにいたったのでした。決して大げさな話ではなく、スバルのクルマには、ひとりの人間の人生を良い方向へ激変させるほどの魅力があるのです。 今回の新型インプレッサはスポーツ系のモデルではない普通の実用グレードですが、誰もが気持ち良く、思い通りに動かせるというスバル伝統の美点はしっかり受け継がれております。これまでクルマの運転に興味のなかった人をも、クルマヲタクに目覚めさせてしまう威力を備えているので、「クルマなんか何でもいい」と思っている人にこそ、一度ハンドルを握ってほしいと願います。 スバル,インプレッサ4ドアセダン、5ドアハッチバックともに室内はミニバンから乗り換えてもガッカリしないほど広いですし、1.6リッターのほうは、がんばればリッター20kmぐらい走れるなど、今をときめくエコカーでもあるので、減税はもちろん、たぶん新車補助金も得られると思います! 【結論】 スバルのクルマには極度のクルマ音痴をヲタクに変えてしまう効能があり、新型インプレッサにもそのDNAはしっかり受け継がれている!運転嫌いorクルマ不感症の人こそゼヒ一度ハンドルを握ってほしい!
スバル,インプレッサ

水平対向エンジンは、それ以外のエンジンよりも重心が低いため走りやすく、回転バランスにも優れるのでアクセルを踏むのがキモチイイ!

スバル,インプレッサ

ハイテク安全メカの作動状況など、さまざまな情報が表示されるモニターもヲタク心をくすぐる!

文/マリオ高野 写真/池之平昌信
1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。その後、群馬県太田市へ移住し、現在は太田市議会議員に。X(旧Twitter):@takano_mario
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