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日本国憲法は“欠陥品”!? 中国人漫画家が語る「改憲勢力3分の2に期待すること」

中国人の僕が憲法9条を削除すべきと考える理由

 今回の議席獲得をきっかけに、ぜひ僕は国会が憲法改正手続きを行うことを望んでいます。与党側の改憲草案は十分に把握していませんが、僕自身は「憲法9条削除、それにともなう自衛隊の国防軍化」「共産党禁止法の制定」を盛り込んで欲しいと思います。このような意見を述べると反対される方は多いでしょうが、世界的な基準から見れば現行の日本国憲法は欠陥だらけの異常なものです。  日本国憲法は、当時日本を占領したGHQ主導のもと短期間のうちに作られた、いわば「急ごしらえ品」であり、法律学者など専門家による推敲が十分に行われていないものです。さらに「戦力不保持」、「武力行使の否定」をうたった憲法9条は、日本が再び侵略行為を繰り返さないように連合国側の「ご都合」で盛り込まれたものなのです。僕はこのような矛盾だらけの憲法をなぜ多くの日本人が絶対視しているか疑問に感じます。  憲法9条の存在こそが戦後71年にわたる日本の平和を守ってきたという意見もあります。日本のある平和団体は「憲法9条にノーベル平和賞を与えよう」と、毎年ノーベル委員会に働きかけています。しかし実際には自衛隊や在日米軍の存在、日米安保の制定など「武力」の存在こそが平和の重要な要因となったのです。日本以外の国々の憲法には9条と同意義の条文が存在しないこと、上述の平和団体の活動が却下され続けていること、「永世中立」をうたうスイスやオーストリアは徴兵制を採用しているといった事実を見れば、憲法9条が無意味なものであることは明らかでしょう。  また、共産主義の最終目標とは「宗教を否定し、世界中の文化を均一化する」というものです。天皇という宗教的統治者が存在し、古来より固有の文化・習慣を多く持つ日本にとって、共産主義は絶対に不必要な思想です。僕は世界各国が団結して共産主義という「害悪」を徹底的に弾圧・排除するべきだと思います。日本の憲法に関する僕の見解は、2016年7月31日発売予定の拙著「中国が絶対に日本に勝てない理由」(扶桑社)内の中国人風刺漫画家・王立銘(変態唐辛子)氏の対談上で詳細が記されていますので、興味のある方は一読お願いします。
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日本を「独裁国家」という中国人の愚劣さ
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中国が絶対に日本に勝てない理由

中国人だからこそ、知り得た日本の素晴らしさを、マンガでわかりやすく解説!

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