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一晩寝かせたカレーで食中毒に!? 夏に食べてはいけないものランキング

 食中毒が気になる夏は、何げない食習慣が体に害を与えることも。消化器専門医の大竹真一郎氏に聞いた。 「スパイスが入ったカレーは1日くらい常温で置いても再加熱すれば大丈夫だと思いがち。確かに普通の菌は温めれば死滅しますが、土や人間の体内などにいるウェルシュ菌という菌は熱に強い性質を持っており、加熱してもすぐに死にません。常温保存でこの菌が大量発生すれば、食中毒の危険性も」
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夏は一晩置くのはやめておこう

 夏場といえば手作り弁当を持っての遠出やBBQを楽しむ人も多いが、これらにも食中毒の危険が。 「おにぎりは綺麗な手で作れば問題はありません。ただ注意したいのが、傷のある手でおにぎりを握る場合。傷口には黄色ブドウ球菌と呼ばれる細菌が付着しており、増殖するとエンテロトキシンという毒素をつくり、食中毒の原因に。また、BBQで集団食中毒を起こす最大の要因は、食材ではなくトング。菌が付着した生肉をはさんだトングで、焼きあがった肉を皿に載せるのはタブーです」  生肉を掴むトングは厳密にわけて使うことを鉄則としたい。それ以外夏に注意すべき食べ物として、フードプロデューサーの南清貴氏が挙げるのが人工甘味料入りノンカロリー飲料。 「ノンカロリー甘味料は、消化できない異物と同じ。大量摂取で体内や臓器に溜まり機能障害や免疫力低下に繋がることもあります」  そして、夏についつい買ってしまうアイスにも注意が必要。 「アイスは低温でも強い甘味を感じるようにコーンを原材料とするぶどう糖果糖液糖が使われている。高濃度の果糖の摂取は体のタンパク質の糖化を促進し、老化物質・AGEを増やす。これが体内に蓄積されれば機能低下や心筋梗塞、脳梗塞、認知症などを招きます」
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ドリンクバーのコーヒーにも…
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