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「ユニクロのレディースパンツ」は男性こそ買うべきオシャレアイテム

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第86回目をよろしくお願いします。
メンズファッションバイヤーのMB氏

メンズファッションバイヤーのMB氏。「『オシャレに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

 レディース品は使えます。もちろんワンピースを着ろとか、ピチピチのレディースサイズのTシャツを着ろってんじゃありません。お宝はパンツ(ズボン)です。  デザインを除いた場合、メンズとレディースの最大の違いは値段とクオリティにあります。レディースはメンズよりも市場規模が大きく、一型あたりの販売数がケタ違いです。どの業界でも同じだと思いますが、商品は数をつくればつくるほど単価が下がります。一型100点しか売れないメンズよりも一型1000点売れるレディースは価格が安くなるか、同程度の価格でも品質が上がります。レディースブランドのお店で服を物色すると「え? こんな立派なコートが1万円で買えちゃうの??」とびっくりすることがあり、メンズに慣れている人であればより顕著に感じることができるでしょう。  つまり、今回のように「ファストファッションのレディース品」にこそお宝が眠っている可能性があるのです。それはユニクロであっても同様で、メンズよりレディースのほうが総じて価格に対して出来がいい。とはいえ、いくらコスパがよくても女性向けのデザインをオッサンが着ていたら見苦しく、ワンピースを着ようものなら何を言われるかわかりません。レディース品で賢くおしゃれをするにはポイントがあり、それが「メンズライクなデザインのレディース服」を選ぶことなのです。  最近ファッション市場は価格破壊が進み、昔よりもずっと手頃な価格で洋服が買えるようになりました。夏のカットソーは1000~2000円程度で良品を購入できることも多く、さほど困ることはありません。ただ「パンツ(ズボン)」はまだまだ高価なものもが多い。カットソーよりもパーツ数が多く手間もかかるため、メンズだと1万円するものも普通です。またパンツはシルエットが命です。カットソーなどであれば「ビッグサイズ」など多少サイジングをいじっても着こなしでサマに見せることができるのですが、パンツは少しサイズが合わないとシルエットが崩れます。ファストファッションでパンツを探しても良品がないのは、そもそも「万人向け」につくってあるぶん、中途半端なシルエットのものが多いからです。
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