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「今の若い女子はLINEスタンプを使わない」って本当?

⇒前ページ(最初から読む) 「自分のキャラ・フィーリングにバッチリ合ったスタンプがなかなか見つけられない、(選択肢がいっぱいありすぎて)選ぶのが面倒くさい」(24歳:保育士)  う~ん、おっしゃるとおり……かもしれない。どのスタンプを選ぶかによって、その人のセンスみたいなもんも見えてきちゃったりもするわけだし。「安易に使うくらいだったら最初から使わない」って心理か? 「LINEはスピード重視なので、スタンプに切り替える一瞬の手間が時間のロス」(27歳:デザイナー) 「それくらい、たったコンマ数秒だろ」と突っ込みたいところだが、20代女子たちのスマホで文字を打つ際の化け物のような速さを見ていたら、逆にそのコンマ数秒を惜しむ気持ちもわからなくはない? 「スタンプはLINEでの会話の“終了”の合図。会話途中でヘタに使うと、流れが止まってしまう感じがする」(23歳:美容師アシスタント)  コレはボク的にかなり納得ができた回答。せっかく会話が盛り上がっているところで「そろそろ寝るわ」となかなか言い出せないハート弱めなゴメス記者にとって、「おやすみ」を可愛らしいイラスト一発で表現できるスタンプはとても強い味方である。“強い味方”だからこそ、多用は無用ということだ。しかし、今回のリサーチで一番しっくりと来たのが、次の回答。 「スタンプって単純に縦幅を取っちゃうじゃないですか。LINEのやり取りは短い一言がどんどん積み重なっていくものなので、スタンプを使ったら、それだけスクロールの量が増えちゃう。それがうっとおしい」(28歳:モデル)  なるほど~! つまり、彼女ら若い女子にとってLINEとは、ボクらオジサン世代のように“遊びの要素”が紛れ込む隙のない“実利的なツール”だということだ。「お目当てのコがスタンプ全然送ってきてくれないから、オレに気がないのかなぁ…?」なんて、ピントはずれな悩みに苛まれているオジサンたちよ! こういった若い女子たちの“リアル”を、しかと肝に銘じつつ安心してもらいたい!! <取材・文/山田ゴメス> ⇒前ページ(最初から読む) 【山田ゴメス】 山田ゴメス1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。また『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」https://nikkan-spa.jp/gomesu(PC版)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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