日本男子体操団体の金メダル。客席のブラジル人たちの反応は…

表彰式後場内を一周する、内村航平選手

 2004年のアテネ大会以来、3大会ぶりに金メダルの戴冠となった日本体操男子。その偉業を果たした会場で幸運にも「歴史の目撃者」となった記者。

 正直、体操を観るのは初めて。しかも客席はスタンド3階の最後尾という遠さ。着地が成功したか否かくらいしか、演技の良し悪しがわからないという体たらくではあったが、遠目からでもとても人間業とは思えない演技に息を呑んだ。

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流れを変えた、跳馬の試技直前

 いきなりのあん馬での落下は詰めかけた日本応援団の空気を重くしたが、その後の跳馬、そしてラストのゆかで一気に他を引き離した。

 ブラジルとはローテーションの同組ゆえ、日本の演技中もブラジルの選手に大きな声援が送られるなか、集中を乱さずほぼ完璧な演技をした5人の選手は賞賛に値する。

最後のゆかの演技の終了後、疲労か重圧からの開放か、ひざに手を置いてうなだれる内村

 なかでも全種目に出場したエース・内村航平選手はブラジルでも名が知れた存在だった。名前が読み上げられるたびに、詰めかけたブラジル人からの大きな拍手が沸く。

会心の演技にガッツポーズが出た白井

 さらに、跳馬とゆかで出場し、高得点を挙げた白井健三選手には、騒がしかったブラジル人が沈黙するほどの圧巻の演技。着地が決まって白井選手の会心のガッツポーズが出ると、自国の選手が演技中にもかかわらず、大きな拍手を送っていたのが印象的だった。

日本優勝の瞬間

 最後の組となる、ロシアの演技が終わる前に、各国の報道陣に囲まれていた日本の選手。ロシアの2位が決まり、金メダルが確定すると、がっちりを肩を組んで喜びを表していた。

雰囲気が良いチームだった

 試合が終わると、さっきまでの喧騒が嘘のように、とっとと帰ってしまったブラジル人観客(結局ブラジルは6位)。表彰式まで残ったのはほぼ日本人ということにいささか拍子抜けしたが、君が代が流れ、日の丸が上がると、胸が熱くなる自分がいた。

 この勢いは間違いなく、個人総合、種目別と続くだろう。メダルラッシュを期待したい。

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取材・文・撮影/遠藤修哉(本誌)

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