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「汗でシャツが白くなる…」原因と対策は?

③「入浴」の際には汗をかくことを意識する 「入浴時にシャワーだけで済ませるのではなく、なるべく湯船につかって発汗するといいでしょう。半身浴や手湯・足湯を行うと、しだいに汗腺機能が高まります。半身浴は、入浴しつつ上半身からかいた汗が体温を冷ましていきますので、効率的に汗腺トレーニングができます。手湯・足湯は、汗腺の機能が衰えやすい両肘・両膝から先の部分の汗腺機能をよみがえらせることができ、発汗に重要な働きをもつ『自律神経』のバランスを整えることもできます。  全身を湯船につけてしまうと、せっかく発汗しても気化熱による体温低下効果が得られず、体温は上昇するばかりです。半身浴では上半身からの発汗が気化熱につながり、体温低下の訓練にも直結するので、効率的に汗腺を鍛えることができます。頭や顔に汗をかきやすいのは、カラダの機能を統括する脳を温度上昇から守るためです。脳から遠い部位の汗腺は切実度が低いため、使わないでいると汗腺機能が衰えやすく、その機能が衰えた分を他で補い、頭部や顔の発汗はますます高まります。限られた箇所に発汗が偏ってしまうため、汗腺に負荷がかかり、悪い汗になってしまう悪循環が起こるので気をつけましょう」

それでも汗でシャツが白くなった場合は?

 もちろん熱中症対策だけでなく、いい汗をかくためにもこまめな水分補給が大切だ。ペットボトルのお茶や水を持ち歩き、気づいたときには少しずつ水分をとるよう心がけたい。それでも「汗でシャツが白くなってしまった…」という場合には、汗でシャツが濡れてしまった部分を濡れタオルで拭き取るようにすれば、塩分を取り除き、塩浮きを目立たなくすることができる。  今年の夏はなんとか乗り切ったという人も、来年には「良い汗」をかけるような生活習慣を心がけて、より充実した夏を過ごしてもらいたい。 <取材・文/北村篤裕>
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