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ド派手な超高級車オーナー集団“ランボ族”。車好きでもないのに購入する人も

 男性によれば、彼らの目的は人脈づくり。まずディーラー主催のパーティなどで趣味を通じてきっかけを掴み、異業種で成功したオーナーたちに取り入って交流を深める。そのなかで、ビジネスチャンスを狙っていくのだという。 「IT系の起業家、与沢翼のようなアフィリエイト系の連中にその手のタイプが多いですね。彼らにとっては、たとえ仕事に繋がらなくてもSNSにツーリングの様子なんかアップしておけば、それだけで宣伝になるから元が取れる」  ゴッチ氏も「確かにアフィリエイト系は多い」と語る。 「でもそういうタイプって長くは続かないですよ。維持するのも大変な世界ですから、たいてい1年もたたず手放しちゃう。逆にトップクラスの顧客のほうがエグいかもしれないです。ディーラーから億を超えるような価格の限定車のランボルギーニの購入話がリスト順に来るんですが、手を挙げて権利を手にすると、その転売でけっこうな額になっちゃうから(笑)」  残念ながら具体的な金額は教えてもらえなかったが、転売時の利ざやだけで「国産高級車1台はゆうに買える」という世界だ。  昨今の「格差社会」を象徴するようなランボ族。ある日、あなたが目撃するラルギーニは、もしかしたら彼らの一台かもしれない。 取材・文・撮影/鈴木ユーリ ― 急増する[ランボ族]ってなんだ? ―
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