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“ハリルJAPAN新世代のビッグマウス”小林祐希が語る「オランダ電撃移籍と知られざるサッカー人生」

 今夏、オランダリーグの中堅クラブ・ヘーレンフェーンへの電撃移籍が決まった小林祐希。今年6月、ハリルJAPANに初招集され、その左足から繰り出される正確無比なキックとビッグマウスぶりから本田圭佑と比較されることも多い。そんな新世代の異端児が知られざるサッカー人生を縦横無尽に語った! 小林祐希――このタイミングでの海外移籍を決断した理由は? 小林:ロシアW杯から逆算したら、今がベスト。サイズの大きい外国籍選手の中でプレーすることが、2年後に代表のレギュラーに入っていくためには必要だと考えて決めました。 ――代表でのレギュラー定着には海外移籍が不可欠であると? 小林:ハリルホジッチ監督のJリーグに対する評価はシビアです。海外と比較してスピードが遅い、判断が遅い、球際が弱いって。「出ればやれる」って自信はありますが、まずは代表にコンスタントに呼ばれるようにオランダで試合に出続けたいです。 ――ヘーレンフェーンで具体的な目標はありますか? 小林:ゴールやアシストの数よりもまずチームを勝たせるプレーを心がけたいです。周りの選手を活かすプレーに徹することで、結果として自分自身にチャンスが回ってくるってことをジュビロで学びました。 ――自信はありますか? 小林:半年ずつが勝負だと思っています。結果を残し続ければ、ビッグクラブへの道も開けるはず。100%の自信がなかったら移籍しませんよ。物心ついたときから海外へ行くって決めていたし、世界で勝つことを目標にやってきましたから ――幼稚園の年少から本格的にサッカーを始めたそうですが。 小林:まずリフティングにハマりました。幼稚園のサッカークラブでは50回、100回、1000回と達成するたびに色の違うワッペンをくれるんです。緑から始まって、最後はゴールド。支給されたワッペンをリュックにつけるのが、俺らのステータスでした。夕方4時から7時まで練習して、そこから個人でリフティングを始めるんで、終わるのは夜9時、10時。暗くなると練習できなくなるので、幼稚園がわざわざナイター設備をつけてくれたんです。 ――それは凄い。 小林:ところが近所からクレームが来ちゃって。そうしたら、園長先生が一軒一軒「この子は才能があるから、日本代表にしたいんです」と説得して回ってくれたんですよね。
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