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伝説の古墳アニメ『古墳ギャルのコフィー』が製作発表からわずか44時間で劇場公開!! その舞台裏とは?

 先週の木曜日、2016年8月18日の15時すぎ、フラッシュアニメ『秘密結社 鷹の爪』ファンの間に衝撃が走った。ツイッター上で突然、伝説の古墳アニメ『古墳ギャルのコフィー』を復活させるかどうかを「1000RT越えたら検討する」と「吉田@鷹の爪団(本物)」というアカウントがツイートしたのだ。  またたく間にこのツイートは1000RTを越え、ファンの間に「コフィー復活」の機運が高まった。だが、ここからさらなる衝撃的なツイートが次々と『鷹の爪』関係のアカウントから発せられる。なんと、監督のFROGMANが『コフィー』のシナリオを書き出したこと、そしてわずか2日後の土曜日、2016年8月20日11時からの『鷹の爪8~吉田くんの×(バッテン)ファイル~』の先行上映舞台挨拶で公開「したい」との意向が発表されたのだ。「マジか」という声がファンたちからも上がる。  さらに翌19日金曜日の13時に、コフィー役の声優(2代目)である相沢舞さんが収録を終えたことが発表され、新しいコフィーたちのビジュアルも次々とツイッター上で公開されていく。そして、7年ぶりに制作された新作『コフィー』は20日の12時45分頃、『鷹の爪8』の舞台挨拶後に特別映像という形で上映された。

こちらがツイッターなどで発表された「いきなり新作コフィーをつくってますよ」という告知ビジュアル

 FROGMANの「シナリオ書きます」宣言が木曜日の17時30分頃だったので、制作発表からわずか44時間、2日間に満たない時間で劇場公開という、世界でも例をみないようなスピードで3分半のアニメが世に送り出されたことになる。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1184770

8月20日、お台場のシネマメディアージュにて行われた『鷹の爪8~吉田くんの×(バッテン)ファイル~』の先行上映舞台挨拶の様子

「本当に2日足らずで作ったの?」疑惑

 唐突だが、筆者は『鷹の爪』10周年記念ムックの編集もしており、FROGMANとの付き合いも長い。なので、FROGMANおよび制作会社DLEの面々の「やり口」も重々承知している。かつて、彼らは『鷹の爪』のテレビシリーズで「提供がついていない」という体でサントリーに1クールの間に延々と提供を呼びかけ続け、最終話でようやくサントリーの提供が決まるという「演出」を行った「前科」がある。なにしろ、話題をつくる天才なのだ、あの人たちは。  それに、そもそも「作る」となった翌日に声優さんが収録しているなんておかしいじゃないか。そんなに都合よくスケジューリングできるものなのか?  そして、『鷹の爪』のムックを作っておいてなんだが、筆者はFROGMAN本人にも「『鷹の爪』より『コフィー』が好き」と話すほどのコフィーファンだ。この話になると去年のFROGMANは「いずれまた復活させますよ」ぐらいのテンションだったのが、最近は「コフィー、やりますよ」と断言していたのだ。  そんな「裏情報」を掴んでいたこともあり、コフィー復活のニュースに狂喜乱舞しながらも、内心、「また、やりやがったな」という疑惑も抱えながら、『鷹の爪8』の先行上映初日舞台挨拶に向かったのだった。
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疑惑はスタッフの第一声で晴れた
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クソアニメと呼ばれて10年~『秘密結社 鷹の爪』10年史

『秘密結社 鷹の爪』の10年の歴史を総ざらい!!

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