防災グッズ業界のトレンドは? 専門店に聞いてみた

 数あるニッチな業界の中でも、近年とみに関心が高まっているのが防災だ。もともと日本は地震大国だが、東日本大震災、熊本地震などを経て、否応なしに意識は高まっている。

 そこで、防災グッズの通販専門店「らいぷら(http://www.life-store.jp/)」の運営会社クラウドの取締役・桜井豊氏に、業界のトレンドを伺った。

防災グッズ「段ボールのベッドやアルミの保温シートなど、被災経験を生かしたグッズが増えています。携帯電話の普及も大きい。東日本大震災では懐中電灯の代わりに液晶画面の明かりが活躍し、被災者に安心感をもたらした。これを境に、非常時の明かりのトレンドが、懐中電灯から携帯に移ったほどです」

 最近では、デザイン性の高い防災グッズが、インテリアやファッションアイテムとして人気を博し、“入荷待ち”なんて事態もあるが。

「これもひとつのトレンドですが、あくまで一過性でしょう。むしろ需要は、乾パンなどの非常食やローソクといった定番モノに集まっています。目的はあくまで防災。この本質は変わらないですからね」

 その分、さまざまな付加価値がつけられるようになった。

「防災の心得や災害専用ダイヤルをパッケージの裏に記載するなど、災害時を想定した工夫が随所に見られます。点字の表示やイスラム教の法律に即した食べ物『ハラルフード』なども。画期的な新商品の開発より、高いホスピタリティの追求が“今の流れ”。こうしたトレンドは、東京五輪に向けて高まっていくでしょうね」

防災グッズ

定番のグッズもホスピタリティがますます進化。グッズ自体の本質的な需要は変わらない

 9月1日は防災の日。これを機に、有事の備えを見直して、業界の最先端を肌で感じてみては!?

― [ニッチな流行]認知度調査 ―

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