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ベンチャー投資で年収1億円。「エンジェル投資家」が重要視するのは起業家の人柄

 確かに、9社分の元手など瞬殺で回収できてしまうわけだ。当たる投資先とは一体どういうものなのか。 「もっとも重要視しているのは、起業家の人柄ですね。クレバーなだけでなく、人を惹き付ける魅力があるか。分野でいうと、テクノロジー系は特に注目しています。日本経済を立て直すには、理系分野の成長が必須だと考えているので、フィンテック産業や最近だとVR(仮想現実)ですね。ただ、VRに関する投資での成功はもう国内では厳しいでしょうから、可能性があるのはAR(拡張現実)かな。Facebookのザッカーバーグも、『ポケモンGO』を踏まえて、これからのスマホにはAR機能が実装されると言ってます」  日本発のフリマアプリ『メルカリ』がアメリカでも1200万ダウンロードを突破し、急速に普及しているように、プラットフォームとしてのスマホ関連市場には多くの金脈がまだまだ眠っている。 「今の日本では、金融、IT、不動産の3種以外で大きく儲けることは不可能で、どれも情報が命。若い起業家に投資していると、常に新しいサービスやテクノロジーに接することができる。これが市場から後れを取らない秘訣ですね」  情報収集としての投資。タネとなる資金を豊富に持つ富豪ならではの余裕とはいえ、貴重な提言だ。 <玉井さんの富豪哲学> ・情報こそ命。収集にはカネを出し惜しまない ・若手の有望株とは積極的に交流すべし ・スマホのアプリ、関連技術は伸びしろ大 ― [新型富裕層]の裏錬金術 ―
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