エンタメ

SKE48柴田阿弥ラストインタビュー「私のお手本は高橋愛さんでした」

――卒業感謝祭では、7期生やドラフト2期生と一緒に多くの曲をやったと思うんですが、今後もSKE48に残る後輩に対しての思うことはありました?

卒業感謝祭を盛り上げた研究生たち

柴田:みなマジメだし一生懸命なのも知ってます。私も全然踊れなかったから踊れないコの気持ちもわかるし、真面目にやってないわけじゃないけど苦手なコとかもいて……。私も先輩に言われてきつかったし、できる人にはわからない悩みとかもあるから、私は親みたいな気持ちになってました。最初のころからイベントや番組で一緒にトークとかやってたコも多いんです。これから8期生も入ってきて、私も経験したんですけど後輩に抜かれちゃったりとかつらい思いをすることもある。卒業感謝際が、7期生やドラフト2期生の自信とかモチベーションになったらいいなって思って沢山出てもらったんです。本当にみんなマジメでかわいいし、これからのSKE48を引っぱっていくのは研究生のコたちだなって思ってます。 ――4期生や柴田さん自身っていいこともあったとは思うけど、不遇な印象も強いんですよね、正直。でも、柴田さんは逆転じゃないけどのし上がってきた部分もあると思うんです。自身を振り返って、今の後輩たちに伝えたいことってありますか? 柴田:諦めなければなんでも出来るってことをこの6年で私は知ったので、研究生のコとかもこれからきついこと、なんでだろうって思うことたくさん出てくると思うんです、絶対。私もきれいごとだと思ってたけど、本当に見てくれてる人は見てくれてるんだなって思えたから、どんな時も諦めずに腐ったら負けなんです。今はまだ研究生のコもこれから先どうなるか分からない。みな前向きだし全然腐ってないし先輩にも負けてないなって本気で思うから、このまま頑張ってくれていれば大丈夫だと思ってます。 ――卒業はしてしまうけど迷った時は相談してほしい? 柴田:うん、答えられる範囲であれば。人生の先輩でもありますしなんでも聞いてほしいなっとは思います。 ――ちょっと思い出話をしてもいいですか? 個人的に印象深かったのが、日刊SPA!で「あうんのキス」のインタビューをやったことなんですよ。 柴田:うわ、やりましたね。当時はセンターをできたことはただただ嬉しかったです。運が良かったなって本当に思います。あの頃、紅白は珠理奈さんか玲奈さんがセンターだったですけど偶然が重なって私がやれることになりました。 ――でも、それが代表曲になった。それがなかったら今の自分はありましたか? 柴田:どうなんですかね。でも、「あうんのキス」で知ってくれたファンの人もいっぱいいるんです。だから、分からないけど、あの時に初めてSKE48に入ってちょっと手ごたえを感じたというか、認められたのかもって思えたのかな。ミニライブをやる時になんて幸せって思ってたし、ミュージックビデオであんなに映ったのも初めてでしたしね。 ――そこから自分の中で変化があったと。それ以前の心境はどうだったんです? 4期生だとやっぱり木本さんが抜けていた、というイメージが強かったです。 柴田:花音はライバルとかでもなくて見えてすらいなかった。うーんと先に居たから。その当時は花音よりも、例えばうめちゃん(梅本まどか)とか、こあみ(小林亜実)とか。みなみ(原望奈美)とかその辺を結構意識してて。あの当時が一番尖ってましたね(笑)。 ――尖ってましたか(笑) 柴田:絶対負けないって思ってたしメンバーと仲良くする意味とかも分からなかったです。 ――そんななか、当時の柴田さんを注目したキッカケっていうのが、握手会での対応を評価したファンの声だったんですよ。 柴田:そうなんですね。 ――柴田さんにとって、握手会ってどんなものでした? 柴田:握手会は昔から本当に好きでした。昔はもっとレーンも見えたじゃないですか、いまのスタイルに変わる前。しかも他のメンバーと向かい合ってたりとかしたんですよ。 ――当時はそうでしたね。 柴田:例えば向かいが選抜メンバーや先輩だった時に、自分の方が並んでたりすると嬉しかったし、自信にも繋がったんです。それにその時は主な仕事が握手会と公演だった。だから、私の6年間の中心にあったのは握手会と劇場公演みたいな感じだったので、握手会は楽しい思い出なんです。 ――でも、握手会の人気をしっかりキープし続けたのってすごいなってやっぱり思うんですよね。 柴田:いや、でも今のコの方が対応はいいですよ、7期生のコとか、ドラフト2期生のコとか、惣田ちゃんとか、あと誰だろう、でも当時の私よりすごいコなんて、今はいっぱいいます。私は売れたいっていう気持ちだけは必死に出してたつもりですけど……。当時そんな気持ちを汲んでいただいたファンの方が来てくれたのかなって思ってます。なんか神対応とかって言ってもらうこともあってありがたかったんですけど、全然ダメだったと思います。 ――じゃあ、自分の中ですごく特別なことをやってた感覚はあんまりないんですね。 柴田:全然。でも、私しゃべることが好きだから、トークはあんまり定型文とかにならないようには気をつけていました。人を楽しませるのが好きなんですよ、意外と。 ――なるほど、意外と。 柴田:はい、意外と(笑)。なんか笑ってくれるのとかが好きで、だからなんでもネタにしちゃうんです。
次のページ right-delta
ブラックなあやちゃんを出すということがネタにも
1
2
3
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート