エンタメ

HKT48の歴代センター3人が語る“センターの意識”と“涙”

――自分の成長も感じたわけですね! じゃあ、そんな3人の“転機”というとどこですか? 兒玉:私は『控えめI love you!』ではじめてシングル曲のセンターに立てたときです。そこで、自分の中のひとつの目標というか、ストーリーが完結したんじゃないかなあって思っています。ファンの方の祝福の言葉を聞けたのも嬉しかったし、「じゃあ次はさっしーとさくちゃんに続いて総選挙で選抜に入ろう!」とか、第二章の目標ができました。 ――やはりポジションが与えるものは大きいんですね。 朝長:そうですね。私は、それこそ『控えめI love you!』でセンターから外れたときが転機になったと思います。それまでずっとたくさんの経験をさせていただいていたんですけど、ここではじめて下がったんです。このときが一番いろいろキツかった。でも、「今のままじゃダメなんだ」って強く思えるようになったし、考え方も変わった気がします。 田島:私は……はじめて総選挙でランクインさせていただけたことです。それまで、握手会とかでファンの方と直接ふれあっていたし、支えていただいている実感はあったけど、どこか自信がなくて。今でも「私にはファンよりもアンチのほうが多いかも」と思ってるくらいです(笑)。そんななかで、はじめての総選挙で名前を呼ばれたのがすごく嬉しかった。まさか!と思って泣いちゃって。今回のドキュメンタリーのパッケージの泣いてる写真もその場面なんです。

話にもある泣き顔があしらわれた今作のバッケージビジュアル

――あ、本当ですね! そういう話を聞くと、HKT48の活動はいろんな“涙”で彩られているんだなとあらためて感じます。そしてそこには、尾崎支配人の涙も。 田島:紅白に出場できないってわかったとき、泣いてくれたんですよね。いつもニコニコしてるイメージだったので、すごく衝撃的でした。と同時に、それだけHKT48のことを真剣に考えてくださってるんだなって思って。嬉しかったですね。 兒玉:そうそう。大人になるにつれて、人前ではなかなか泣けなくなるじゃないですか。なのに、メンバーの前で「俺も紅白に出たかった」って泣いてくれるっていうのはすごいことだと思います。心打たれちゃいましたもん。 朝長:実は私、このとき尾崎さんの隣にいたんですけど……。 ――松岡さんのときに続いて、また隣にいたんですね(笑)。 朝長:そうなんです(笑)。でも、なんだか怖くて直視できなかったんですよ。「どうしよう? なぐさめたほうがいいのかな?」とかいろいろ考えてました。 兒玉:あははは! おもしろい! 美桜ちゃんが尾崎さんをなぐさめるって、想像するだけでおもしろいよ(笑)。 ――もしそうなってたら、ドキュメンタリーの方向性も変わってたかもしれないですね(笑)。 兒玉:ほんとですね! じゃあ次があったらそうしようか。がんばって紅白出場の夢を叶えて、今度は嬉し涙を流してもらおう!  ドキュメンタリー2作目の構想が早くも固まった予感……!? この先、HKT48はどんな場面で我々に涙を見せてくれるのか注目だ。 取材・文/松本まゆげ 撮影/山田耕司(本誌) ⇒HKT48の関連記事一覧
1
2
3
尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48

指原が伝えたかった“HKT48”のすべて


最高かよ

センターは人気爆破中のドラフト2期生松岡はな!

おすすめ記事