AKB48チーム8が舞台初挑戦「登場人物の支え合って頑張るところがチーム8と似ている」

 AKB48チーム8のメンバー6人が挑戦する舞台『絢爛とか爛漫とか』が9月10日、東京・品川プリンスホテルクラブeXで開幕した。上演あたりの出演者はたった4人。全方位に客席がある円形舞台で、全13公演が19日まで上演される。

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絢爛とか爛漫とか

(写真左から)谷川聖、佐藤七海、太田奈緒、小田えりな、永野芹佳、中野郁海

 AKB48チーム8は「会いに行くアイドル」をコンセプトにしたグループ内で一番新しいチームで、メンバーは全国47都道府県から「AKB48 Team 8 全国一斉オーディション」によって1人ずつ選出された47名。今年1月に開催された「AKB48グループリクエストアワー」ではチームを象徴する代表曲『47の素敵な街へ』が全グループのファンの投票で3位に選ばれたり、先月のTOKYO IDOL FESTIVAL 2016にも初出演したりと、いま最も勢いのあるチームのひとつだ。

絢爛とか爛漫とか 今回の舞台には、チーム8を代表した6人が選出。野村文香役には永野芹佳(大阪府)と中野郁海(鳥取県)、柳原まや子役には谷川聖(秋田県)と佐藤七海(岩手県)のそれぞれWキャスト、そして小林すえ役には太田奈緒(京都府)、正田薫役には小田えりな(神奈川県)が抜擢された。6人のうち、舞台「マジすか学園~Lost In The Supermarket~」に出演した小田えりな以外は舞台初挑戦。劇中には得意のダンスや『47の素敵な街へ』の振りなどを盛り込んだ。

 舞台は昭和初期の東京、山の手の御屋敷町にあるとある一軒の家。ストーリーの中心となる野村文香の部屋に集う友人たちによって繰り広げられる青春物語だ。評論家を志す恋多きモダンガール、柳原まや子、父親を思慕する浪漫怪奇小説家、小林すえ、楽天家で駄洒落好きだが天才肌の正田薫といった、それぞれに個性的な若き「文士」である乙女4人の青春を描く。

 チーム最年長の太田奈緒は「私の夢は女優になることなので、この作品に出演できてとてもうれしいです」と喜びの表情に。谷川聖は「お芝居は自分とは全然違う人になれる。そこが楽しいです」と、初舞台で演じる魅力に気づいた。演じたまや子はファッションに敏感な批評家志望の女性で、赤のワンピース、純白のドレスなど、季節ごとに鮮やかな服装を披露した。「みんなが着物を着ている時にスカートとか、衣装からしてみんなと違いますね。しんをしっかり持っていて、いつも冷静」と役柄を分析し、「私とは真逆です」とコメントした。

絢爛とか爛漫とか 中野郁海は「この4人の関係はチーム8に共通するところがあると思う」とし、「性格も、書いている小説も全然違って、私たちも将来の目標も考えていることも違うはず。それでも支え合って頑張ろうとしているところが、(4人の登場人物と)すごく似ている」と思いを巡らせた。また、天才肌でダジャレ好きな小説家薫を演じた小田えりなは「台本を読んでいて『あれ、これ自分の言ったことが書いてあるな~』と思った」と、自身もダジャレ好きであることを明かした。

 同作は1993年に初演され、以来何度も各所で上演されてきた飯島早苗の普及の名作。ストーリーが春夏秋冬で展開し、若き女性の悲喜こもごもを夢と希望でつづる伝説の群像劇だが、今回は360°逃げ場なしの円形舞台で行っている。演出は気鋭の女流演出家・赤澤ムック。大胆に繊細に、4人の個性が引き出されている。

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<取材・文/北村篤裕 撮影/西田周平(24dakun)>

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