近未来の“超大物”ハンターがデビュー ――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第190回(1995年)
近未来の“超大物”ハンター・ハースト・ヘルムスリー、つまり現在のトリプルHがWWEと正式契約を交わしたのは1995年3月。TVマッチに初登場したのは同年5月のことだった。
トリプルH(本名ポール・レベック)は1969年7月、ニューハンプシャー州ナシュア出身。“キラー・コワルスキー道場”でレスリングを学び、1992年3月にボストンのインディー・シーンでデビュー。デビュー当時はテラ・ライジングというリングネームを名乗っていたが、翌1994年にWCWと契約しジャン・ポール・レベックに改名。ブルー・ブラッド(貴族出身)というキャラクターを演じた。
コネティカット州グリニッジ生まれ、イングランドの特権階級の血をひくハンター・ハースト・ヘルムスリーというキャラクターはWCW在籍時代のそれの“焼き直し”ではあったが、WWEはキャリア2年のルーキーだったトリプルHのTVデビューにそれなりの時間をかけた。
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