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仕事の取引先に「こいつ、男を下げたな」と思われる言動

 一方、払う側が、取引先に「男を下げたな」と感じる場面もある。「クライアントにはいい顔をしたい、というのがサラリーマンの常。悪気はないのですが安請け合いをしたり、社内で確認が取れてないのに即レスすることを優先したりする人は意外と多い。でも、結局ボロが出るし、迷惑がかかるだけなんですよね」(人事・戦略コンサルタントの松本利明氏)  どちらがクライアントかによらず、イエローカードだったのが「常にメールがCCだったり開封確認つき」(57pt)。 「『あなたのことは信頼していません』と言われているようでげんなりするし、器が小さいなと思ってしまう」(36歳♂・電機) 「常に相手の上司に監視されているのかと思うと腹を割って話せないし、いちいち言質をとられている気持ちになる」(39歳♂・IT) 「ちょっとした経費を相手に負担させようとする」(28pt)や、「依頼内容が他社のパクり」(24pt)などは、手放しで肯定できるわけではないが、相手に敬意がないわけではなく、ビジネス上の一手段と理解できるので、セーフのようだ。 「非常に単純な話ではありますが、ポジショントークにとどまらず、あくまで一緒に仕事をしていく相手なんだという敬意を持つことが大事。メールでも対面でも、表層的に『良く見せよう』、『即座に利益を出そう』なんてセコい考えを抱くと、結果的には男を下げることになってしまいます」(新田氏) 【新田 龍氏】 ブラック企業アナリスト。企業の労働環境改善、風評被害解決をアドバイス。『30代で必ずはじめること、やめること』発売中 【松本利明氏】 人事・戦略コンサルタント。大手外資系コンサルテイングファームの部長級を経て人事・戦略コンサルタントに。『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』発売中 ― 職場で男を下げる瞬間 ―
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成功するか、失敗するか、30代が人生の分かれ道。


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世界共通の活躍できる男の条件とは?

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