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広告代理店&メディア業界に溢れる“元キラキラ女子”30代独身OL、4つの特徴――20代と真逆になった現在

特徴その2:30代に入り転職を繰り返し、バリキャリとは違う道を模索し始める

「30代になってから3回転職をしています。30歳まで在籍していた広告代理店は超激務の部署。毎日深夜まで残業、会食と接待の繰り返し。年に2回の海外旅行をしているだけであっという間に30歳になりました。ふと、この先のことを考えたら、私は結婚もしないだろうし、この会社で出世できる性格でもない。そう気づいたら急に吹っ切れてベンチャー企業に転職しました。それからキャリアに執着がなくなったので転職を繰り返しています。つい先月も会社を辞めたばかりです(笑)」(35歳・無職・港区在住・一橋大学卒) 「新卒で入った中堅の出版社を5年でやめてから、いまは小さなWEBメディアで業務委託契約で仕事をしてます。副業も含めて月収は50万円くらい。不満はないです。正直、WEBメディアは作業がシンプルなので本をつくっていたころよりはラク。でも、これ以上仕事を増やしたら忙殺されるので、あえて仕事を増やさない。会社に長くいるとしがらみが増えて面倒なので1~2年ほどで辞めて転職するスタイルを30代に入ってからずっと続けています」(35歳・編集者・目黒区在住・早稲田大学卒) 「そもそも新卒で入った出版社を辞めた理由は出世願望がなかったから。常に現場の近くにいる編集職を離れてスーツを着てデータとにらめっこする40代管理職のおじさんたちを見ていると、責任だけが大きくてルーティンワークをしているようにしか見えなかった。私はそういうタイプじゃないなと見切りをつけて、いまは海外メディアの翻訳サイトの編集をしています。仕事でミスすることはないしそれなりに結果は残すけど85点以上の点数は取りたくない。お金にも男にも困ってないし、野心もないので(笑)」(33歳・編集者・渋谷区在住・早稲田大学卒)  仕事の面で彼女たちに共通しているのは、30歳前後でそれなりに責任のある仕事を任されるが、それ以上偉くなったり、忙しくなることを避けたがること。「新卒で入った会社は女性の総合職採用が私の代が最初だったので最初は戸惑った」(35歳・元大手IT企業社員、現会社経営・渋谷区在住・学習院大学卒)と答える女性もいるように、自らのロールモデルが上の世代に存在していないゆえの苦悩もあるようだ。  彼女たちが30代になって転職を繰り返すのは、20代で身につけたスキルを活かしたい気持ちと、自らに最適なポジションを常に模索したいという願望があるからなのかもしれない。

特徴その3:猫を飼ってInstagramにアップ。キラキラ投稿はしない

 話を聞いた30代の元キラキラOL21人のうち、半数以上に当てはまった趣味がある。それが自宅マンションで猫を飼うこと。彼女たちは家で飼っている猫や自宅近くに住みついた猫の写真を撮って日夜Instagramにアップしている。その理由を聞いてみると……。 「いかにもオシャレなお店で食べた赤身肉とかをアップするのは若いコだけです。恵比寿とか表参道のイタリアンのコース料理は味も見た目もだいたい想像がつくようになったので(笑)。昔は胸がときめいてキラキラしてたけど、いまはそういう感性が鈍ってるのかも。客単価30000円くらいのお店のときだけはタグつけして投稿するくらいの狡猾さは身につけてますが」(34歳・広告代理店・渋谷区在住・慶應義塾大学卒) 「外食で写メを撮ることはほとんどなくなりました。インスタはキラキラしてるよりゆるい雰囲気にしたい。猫の写真とか自炊の凝った料理をアップするのが中心」(34歳・大手IT企業・渋谷区在住・早稲田大学卒) 「トイプ(トイプードル)が好きだった20代前半のころがウソのように今は猫しか愛せない。30代に突入してから『猫飼ったら結婚できなくなるよ』というツッコミが多いけど、別に結婚したくないし、猫といることで自分の安定が保ててるのでほっとけと思う」(35歳・IT企業・渋谷区在住・日本大学卒)
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芽生える性欲、男への違和感
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